工事部長の村松です。今回は札幌市清田区の戸建てで、便器とウォシュレットの接続部から水が滲み、床材も傷んでいたトイレを丸ごと交換した工事の様子をご紹介します。トイレ交換 費用の目安や、実際にどんな順番で工事が進むのかを、現場写真とともにお伝えします。
水漏れと床の傷みが交換のきっかけでした
便器とウォシュレットの接続部からの水漏れと、それに伴う床材の傷みが今回のご依頼のきっかけでした。
トイレ交換とは、古くなった便器そのものを新しくするだけでなく、床や壁の内装まで含めて一体で直す工事を指すことが多いです。ウォシュレット一体型の便器は内部に給水弁やパッキン類が多く組み込まれており、経年で少しずつ滲むように水が漏れ始めるケースがあります。今回のお宅でも、便座下から床にかけて水分がにじんだ跡があり、便器の下と床のクッションフロアの継ぎ目部分が変色していました。
クッションフロアは表面が塩化ビニル製で水には比較的強い素材ですが、便器の設置部やジョイント部分から水分が入り込むと、下の合板が長期間かけて軟化することがあります。今回は床の傷みがそこまで深刻ではなかったため、下地の張り替えまでは不要でしたが、水漏れを放置していた期間が長ければ下地補修が必要になっていた可能性もあります。次に、このグレードで実際にどれくらいの費用がかかったのかを見ていきます。
トイレ交換 費用の内訳と選んだ機器のグレード
今回選んだグレードでは、便器の交換と内装工事を含めて目安30万円から35万円(税別)の範囲に収まりました。
便器はリクシルのアメージュZ(YBC-Z30H)に、機能部としてシャワートイレのDT-Z380HNを組み合わせました。アメージュZは節水性能と汚れの落ちやすさを重視したシリーズで、住宅用の交換工事でよく選ばれている印象です。内装はクロスにサンゲツのSP2519、床はクッションフロアの新規張り替えとしています。
| 項目 | 今回選定した内容 |
|---|---|
| 便器 | リクシル アメージュZ(YBC-Z30H) |
| 機能部 | シャワートイレ DT-Z380HN |
| クロス | サンゲツ SP2519 |
| 床材 | クッションフロア新規張り替え |
| 費用目安 | 30万円〜35万円(税別) |
この目安は今回のグレード・面積での金額で、便器をタンクレスタイプにする場合や、床材床材で失敗しないために。クッションフロア・フロアタイル・タイルカーペットの違いと選び方をフロアタイルに変える場合、下地の補修が必要な場合は金額が変わります。実際の金額は現地を見てからのお見積りになりますが、内訳が見えていると打ち合わせがしやすいと感じています。ここからは、実際の工事がどんな順番で進んだかをご紹介します。
便器の取り外しから新設まで、工事の流れ
今回の工事は解体・内装張り替え・新設・仕上げの4つの工程で、便器交換単体であれば半日から1日程度で完了することが多い工事です。
給水を止めてから既存の便器を取り外します。今回は機能部と便器本体を分けて撤去し、床の状態を確認しながら作業を進めました。
解体した部材を運び出す動線になる廊下は、床材と壁を傷つけないようシート養生を行います。トイレは通路が狭いため、この養生の丁寧さが仕上がりに響きます。
下地の状態を確認した上で、壁のクロスと床のクッションフロアを新しく張り替えます。継ぎ目の位置は水がたまりやすい場所を避けて決めています。
新しい便器を据え付け、給水管と排水芯の位置を合わせて接続します。ここで床の水平やパッキンの締め付けが甘いと、後から水漏れの原因になります。
通水と洗浄動作を確認し、ペーパーホルダーやタオル掛けなどの小物を取り付けて完了です。最後に床や壁に汚れが残っていないか見直します。



解体してみて初めて分かることもありますが、今回は床の下地までは傷んでおらず、想定していた工程通りに進められました。次は、内装で選んだ素材とその理由についてお話しします。
クロスと床材、リクシル便器を選んだ理由
トイレの湿気とお手入れのしやすさを考え、防汚性の高いクロスと水に強いクッションフロアを選びました。
クロスはサンゲツのSP2519で、織物調の落ち着いた質感がありながら表面に汚れがつきにくい機能性クロスです。トイレは水はねやアンモニア臭が付きやすい場所なので、防汚・消臭機能のあるクロスを選ばれる方が多い印象です。床は清掃性を優先してクッションフロアを継続しています。フロアタイルという選択肢もありますが、目地から水が入りにくい一枚もののクッションフロアの方が、トイレのような狭い空間では扱いやすいと感じています。




便器はリクシルのアメージュZを選びました。汚れが付着しにくい表面加工がされているシリーズで、日常のお手入れの負担が減ります。内装と便器のグレードは連動して費用が変わってくるため、次はその後の仕上がりと工事中に気をつけたポイントをご紹介します。
仕上がりと工事で気をつけたポイント
便器と内装を同時に新しくすると、単に新品になる以上に部屋全体が明るく感じられることが多いです。
今回のお宅では窓からの採光が良い分、古いクロスの黄ばみや床の変色が目立ちやすい部屋でした。壁と床を明るい色目でそろえたことで、実際の面積以上に広く感じられる仕上がりになったと思います。設置後は給水管の接続部にゆるみがないか、床との設置面から水が滲んでいないかを時間を置いて確認しています。設置直後は問題なく見えても、数時間後にわずかな漏れが出ることがあるためです。



トイレも内装も新しくなり、嬉しい。UBとUTのリフォームも頼んでいるので次が楽しみです
お客様
このお宅では浴室と洗面所のリフォームも合わせてご依頼いただいており、水まわりを順番に整えていく予定です。最後に、これからトイレ交換を検討する方に向けたポイントをまとめます。
トイレ交換を検討する方へ
水漏れやガタつきが出てから慌てて交換するより、床や壁の傷みが軽いうちに相談いただく方が費用を抑えやすい傾向があります。
ウォシュレットの水漏れは、パッキンなど部品交換だけで直る場合もあります。ただし本体内部の劣化が進んでいると再発しやすく、結果的に便器ごと交換した方が長い目で見て安心だったというケースも経験してきました。この見極めは実物を見ないと判断が難しく、応急処置で済むのか交換が必要なのかは、現地を確認してからお伝えするようにしています。
- 便器の下や壁との境目に水染みが見えたら早めに相談する
- 床材の継ぎ目が浮いている場合は下地の傷みも確認してもらう
- 内装と便器を同時に交換すると仕上がりの統一感が出やすい
札幌市清田区をはじめ、札幌市内の戸建て・マンションでのトイレ交換は、現地の状況によって工事の範囲も費用も変わってきます。気になる症状があれば、まずは現状を見せていただくところから相談を始めていただければと思います。
よくある質問
トイレ交換にはどれくらいの日数がかかりますか?
便器と内装をまとめて交換する場合、当社が対応した範囲では半日から1日程度で完了することが多いです。壁や床の下地に傷みがあると前後する場合があります。
トイレ交換 費用はどれくらいかかりますか?
便器のグレードや内装工事の範囲によって幅がありますが、今回のようなケースでは目安として30万円から35万円(税別)程度でした。現地確認後にお見積りいたします。
ウォシュレットの水漏れは修理だけで直りますか?
パッキンなど部品交換で直る場合もありますが、本体内部の劣化が進んでいると再発しやすく、便器ごと交換した方が結果的に安心だったケースも経験しています。
古いクッションフロアをめくると下地が傷んでいることはありますか?
長年水分にさらされていた床では、下地の合板が変色・軟化していることがあります。その場合は下地の補修も合わせて必要になります。
トイレのクロスはどんな種類を選べばいいですか?
防汚性や消臭機能のあるクロスを選ばれる方が多い印象です。当社でも汚れが目立ちにくい機能性クロスをご提案することが多くあります。
村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
関東でクレーンオペレーター8年を経て北海道へ。
移動式クレーン運転士、石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。
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