豊平区で排水管カメラ調査|洗浄後も詰まる原因を特定

豊平区で排水管カメラ調査 洗浄だけでは直らない詰まりを特定|有限会社北嶺建設

豊平区にお住まいの方から、キッチン排水の流れが悪く、別の業者に高圧洗浄を依頼したものの思ったほど改善しなかったというご相談をいただきました。その業者からは「配管がおかしいかもしれない」と言われ、管内カメラを持っている私たち北嶺建設に調査の依頼が回ってきました。排水管 カメラ調査を行ったところ、洗浄では取り切れない油の塊と、配管そのものの勾配不良が見つかりました。工事部長の村松です。今回は、一度洗浄しても直らなかった詰まりの原因を突き止めた現場をご紹介します。

洗浄しても流れが戻らない排水管、その裏で起きていること

高圧洗浄をしても改善しない場合、洗浄では除去しきれない汚れの塊や、配管自体の構造的な欠陥が隠れていることがあります。

排水管の詰まりとは、油脂や汚れの付着に加え、配管の勾配不良など構造的な原因が重なって水の流れが悪くなる状態を指します。高圧洗浄は管内にこびりついた汚れを水圧で押し流す工事で、油汚れや紙くずが原因の詰まりにはよく効きます。ただし配管の設置そのものに問題がある場合、洗浄をどれだけ丁寧にやっても流れは根本的には改善しません。水は高い場所から低い場所へ流れるのが前提ですから、途中で逆勾配や勾配不足の区間があると、そこに水がたまり続け、汚れも再び蓄積しやすくなります。

今回のご相談も、まさにこのパターンに近いものでした。洗浄自体は行われていたものの、流れの悪さが解消しなかった背景に何があったのか、次の項目で経緯をお伝えします。

豊平区の店舗兼住宅で起きていたこと

最初に洗浄を依頼した業者が原因を特定できず、管内カメラを扱える当社へ紹介という形でお話が来ました。

お客様は最近、排水の流れが目に見えて悪くなったことに気づき、近所の業者に高圧洗浄を依頼されたそうです。しかし洗浄後も期待したほど流れが良くならず、担当した業者から「配管の状態がおかしいのではないか」という指摘を受けたとのことでした。高圧洗浄の業者は洗浄機材は持っていても、管内カメラまで備えているところは多くありません。目に見えない配管の内部で何が起きているかを確認する手段がなければ、原因の切り分けは難しくなります。そこで、管内カメラによる調査ができる会社としてご相談をいただいた経緯です。

札幌市内でも豊平区のような住宅と店舗が混在するエリアでは、厨房排水とトイレ・洗面の排水が同じ系統に合流している建物も少なくありません。原因がどこにあるのか、目視できない以上は推測に頼らざるを得ない状況でした。

排水管 カメラ調査で分かった油だまりと勾配不良

実際にカメラを入れてみると、洗浄後にもかかわらず配管内に巨大な油の塊が残っており、その先で勾配不良も見つかりました。

まず現状を確認するためにカメラを配管内に挿入したところ、レンズの視界を塞ぐほどの大きな油の塊が映し出されました。以前の洗浄でも一定の効果はあったはずですが、油脂の付着が厚く固まっている部分までは十分に除去しきれていなかったようです。この状態では奥の配管の様子を確認すること自体ができないため、まず当社の高圧洗浄機で改めて洗浄を行いました。

再洗浄後、もう一度カメラを通して確認したところ、配管の内側は当社の洗浄によってきれいな状態になっていました。ただし、その先の区間で配管が本来あるべき勾配を保っておらず、水が緩やかにしか流れない箇所が見つかりました。油汚れが原因だと思われていた症状の裏に、配管そのものの施工に起因する問題が隠れていたことになります。洗浄だけでは直せない種類の不具合で、これは配管の入れ替えや補修といった別の工事が必要になるケースです。

モニターに映し出された配管内部の油の塊。洗浄前の状態を確認しているところ
モニターに映し出された配管内部の油の塊。洗浄前の状態を確認しているところ

原因が油汚れと構造的な勾配不良の二つに分かれていることが分かったところで、実際にどのような手順で調査と洗浄を進めたのか、流れをご紹介します。

調査から洗浄までの施工の流れ

今回の現場では、カメラでの確認と洗浄を交互に行う三段階の流れで進めました。

STEP
管内カメラで現況を確認

グリストラップの近くにあるマンホールからカメラを挿入し、配管内部の状態を確認しました。この時点で巨大な油の塊が見つかり、奥まで映像を送れない状態だと分かりました。

STEP
高圧洗浄機で管内を洗浄

高圧洗浄機で油の塊を崩しながら押し流しました。以前の洗浄では届いていなかったと思われる部分まで、時間をかけて洗浄機のノズルを通しています。

STEP
再度カメラを通して最終確認

洗浄後にもう一度カメラを入れ、内部がきれいになったことを確認しました。同時に配管の奥で勾配不良の区間を発見し、位置を記録しています。

STEP
不良箇所を特定し次回工事の見積提示

勾配不良の位置と範囲が特定できたことで、必要な補修工事の範囲を絞り込み、お客様へ次回工事のお見積りをご提示する流れとしました。

調査と洗浄を交互に行うことで、目視できない部分の状態を段階的に確認できました。この流れで実際に使った機材についても触れておきます。

使用した機材と調査で大事にしていること

今回は管内カメラと高圧洗浄機を使い、グリストラップから屋外の桝までを一区間ずつ確認しました。

管内カメラは先端にレンズとライトが付いたケーブルを配管内に送り込み、内部の映像をモニターに映し出す機材です。目視ができない配管の中を実際に見て確認できるため、詰まりの原因が油脂なのか、異物なのか、あるいは配管そのものの不具合なのかを切り分けやすくなります。高圧洗浄機は水圧で汚れを押し流す機材で、こちらは今回のように配管内にこびりついた油汚れを崩す作業に使いました。

排水管 カメラ調査の様子。マンホールから機材を投入し配管内部を確認している場面
排水管 カメラ調査の様子。マンホールから機材を投入し配管内部を確認している場面

調査で意識しているのは、グリストラップから屋外の桝まで、一区間だけ見て終わらせないことです。今回のように油汚れの手前に勾配不良が隠れているケースもあるため、配管全体を通しで確認することで、後から想定外の不具合が出るリスクを減らせます。不良箇所の位置まで特定できていれば、次の工事も必要な範囲だけに絞り込めるため、結果的に工事の規模を最小限に抑えられます。

ただし、この方法でもすべての不具合が一度で見つかるとは限りません。配管の継ぎ目の状態や地中の埋設深さによっては、カメラだけでは判断がつかず、部分的な掘削確認が必要になるケースもあります。今回はカメラ映像だけで勾配不良の範囲を特定できましたが、現場によっては追加の調査が必要になることも正直にお伝えしておきます。

今回の工事費用と今後の工事の進め方

今回のカメラ調査と洗浄一式は55,000円(税込)で対応し、勾配不良の補修については改めてお見積りを提示する流れとしました。

洗浄だけで直る詰まりであれば作業はその場で完結しますが、今回のように配管自体に構造的な問題がある場合は、原因の特定と補修工事を分けて進めることになります。費用や工期は配管の埋設深さや掘削の範囲によって変わるため、勾配不良の補修工事については現地確認後にお見積りをお出しする形にしています。金額を先に決めてしまうより、カメラ映像で位置と範囲を押さえてから見積もりを組んだ方が、結果的に無駄のない工事につながると考えています。

ずっと悩んでいましたが、どこを工事すれば良いのかはっきりし前に進めるのでスッキリしました。

お客様

洗浄をしても流れが戻らない場合、原因が油汚れだけとは限りません。札幌市清田区の当社では、豊平区をはじめ市内各所で管内カメラによる調査を行っており、洗浄と調査をあわせて依頼いただくことで、必要な工事の範囲を早い段階で見極められます。

よくある質問

高圧洗浄をしたのに流れが良くならないのはなぜですか?

洗浄で落としきれない油の塊が残っていたり、配管自体の勾配不良など構造的な原因が隠れている場合があります。原因の切り分けにはカメラ調査が有効なことが多い印象です。

排水管 カメラ調査だけでどこまで分かりますか?

配管内部の汚れの状態や勾配不良の有無、詰まりの位置はかなり正確に把握できます。ただし埋設深さや継ぎ目の状態によっては追加の確認が必要になることもあります。

勾配不良が見つかった場合、必ず配管の入れ替えが必要ですか?

不良の範囲や深さによって補修方法は変わります。部分的な補修で対応できる場合もあれば、全面的な入れ替えが必要な場合もあり、現地確認のうえで判断しています。

調査と洗浄の費用はどのくらいかかりますか?

当社で対応した今回の現場では調査と洗浄一式で55,000円(税込)でした。配管の状況や範囲によって変わるため、現地確認後にお見積りをお出ししています。

グリストラップがある店舗でも調査は可能ですか?

可能です。グリストラップから屋外の桝まで通しでカメラを入れて確認することが多く、油汚れがたまりやすい区間を重点的に見ています。

この記事を書いた人

村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
関東でクレーンオペレーター8年を経て北海道へ。
移動式クレーン運転士、石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。



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