札幌市南区のお宅で、庭にできた水たまりの原因を探し、地中の配管の漏水を修理した事例です。お客様が異変に気づいたきっかけは、水道の検針の方からの指摘でした。それまで水たまりには気づいていなかったそうです。
この記事でわかること
- 庭の水たまりと地中の配管の漏水の関係
- 今回の現場で漏水箇所を見つけるまでの流れ
- 同じような症状で相談するときに伝えてほしいこと
検針の指摘で見つかった庭の水たまり
ご相談の内容は「庭に水たまりができてしまったので、どうにかしてほしい」というものでした。水道の検針の方に指摘されて、初めて気づいたとのことです。
当社に連絡をいただく前に、お客様は何件かの水道屋さんに相談し、断られていました。どこに頼めばよいか分からない状態でのご依頼でした。

現場は擁壁沿いの、草木が茂った場所です。写真でも、落ち葉や草の間の地面が黒く濡れて、水が溜まっている様子が分かります。雨が降った後のぬかるみと見分けにくい場所で、普段の生活の中では気づきにくい状態でした。
地中の漏水が庭の水たまりになる仕組み
ここからは一般的なお話です。敷地の中には、建物へ水を引き込む管や排水の管などが地中に埋まっていることが多く、そのどこかに割れや継ぎ目の不具合があると、水が土の中へ漏れ出します。漏れた水は土にしみ込みきれなくなると、地表ににじみ出て水たまりやぬかるみになります。
地中の漏水は目に見えない場所で起きるため、住んでいる方が先に気づくとは限りません。今回のように、水道の検針をきっかけに分かることもあります。晴れが続いているのに同じ場所だけ乾かない、いつも同じところがぬかるむ、といった状態は、地中の配管を疑うきっかけになります。
水が出ている地表の位置と、実際に管が傷んでいる位置がぴったり一致するとは限らない点も、地中の漏水の難しいところです。土の中を水が伝って、少し離れた場所に出てくることもあるため、掘ってみるまで正確な場所は分かりません。
おおよその位置を絞り込み、スコップで掘り進める
今回は、現場の状況から漏水していそうな場所をおおよそ特定できました。そこからは、ひたすら掘る作業です。使った道具はスコップで、作業は人の手で進めました。
擁壁のすぐ脇で草木の根も張っている場所のため、掘る作業は楽ではありませんでした。途中ではスコップが折れてしまうハプニングもありました。

写真は、柄の部分が折れてしまったスコップです。擁壁の際で根や土と格闘するうちに、道具のほうが先に音を上げてしまいました。それでも作業を止めず、掘り進めていきました。

掘り進めると、土の中から配管が現れました。写真では、水色の管と、その下を通る黒い管が見えます。穴の底には泥水が溜まっており、土の中に水が回っていたことがうかがえます。
掘り出した配管と漏水箇所
掘り進めた結果、漏水箇所を見つけることができました。

こちらは掘り出した黒い管を手に持って撮った写真です。管の表面に、細い亀裂が入っているのが見えます。ほんのわずかな筋のように見えますが、水圧のかかった管にこうした亀裂があると、そこから水が漏れ続けることがあります。

穴の中にもぐり込み、配管の作業をしているところです。人がやっと入れる幅の穴で、体を横にしながらの作業になりました。こうした手間をかけて、修理を完了させています。
同じ漏水でも、建物の中で起きたケースについては排水管交換で解消した札幌市西区の地下室漏水事例でも紹介しています。
なるべくすぐ直すことを優先した理由
今回の現場は、漏水を直さないことには水が使えない状況でした。水道が使えないと、料理も洗濯もトイレも思うようにできません。そこで今回は、なるべくすぐに直すことを優先して作業にあたりました。
重機を入れる準備を待つよりも、スコップで掘り始めたほうが早く漏水箇所にたどり着ける現場でした。道具が折れても作業を続けたのは、そのためです。
作業を終えた後、お客様からは次のようなお言葉をいただきました。
二件ほど断られてしまっていたので困っていましたが対応して頂いて助かりました。
お客様
庭の水たまりや検針での指摘があったときに伝えてほしいこと
地中の漏水は、現地を見て、場合によっては掘ってみないと原因や範囲が分かりません。そのうえで、ご相談の際に次のような情報をいただけると、状況をつかむ手がかりになります。
- 水たまりやぬかるみがある場所(建物や塀、擁壁との位置関係)
- いつ頃から気づいたか、雨が降っていない日も濡れているか
- 水道の検針などで指摘された内容
- 現在、水道が使えているかどうか
- 現場の写真(水たまりの様子と、その周りが分かるもの)
掘る作業が必要かどうか、どの程度の範囲になるかは現場ごとに違います。草木が多い場所や擁壁の近くなど、作業しづらい場所でも、まずは状況をお聞かせください。
水まわりのうち、排水の流れの悪さや詰まりが気になる場合は、排水管洗浄のご案内ページもあわせてご覧ください。
よくある質問
庭の水たまりが雨によるものか漏水によるものか、自分で見分けられますか?
一般的には、晴れの日が続いても同じ場所だけ乾かない、いつも同じところがぬかるむといった場合は、地中の配管からの漏水を疑うきっかけになります。ただし原因や漏れている位置は、現地で確認し、必要に応じて掘ってみないと判断できません。
他の業者に断られた現場でも相談できますか?
今回の札幌市南区の現場は、お客様が他の水道屋さんに断られた後にご依頼いただき、対応した事例です。対応できるかどうかは場所や状況によって異なるため、まずは現場の様子をお知らせいただき、そのうえで判断します。
村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
移動式クレーン運転士、建築物石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。
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