「屋根のサビが目立ってきたけれど、塗装で直せるのだろうか」
「屋根が古くなっているが、葺き替えまで必要なのか分からない」
「雨漏りする前に直したいけれど、どこへ相談すればよいのか分からない」
札幌で屋根の修繕を考え始めたとき、多くの方が迷うのが、屋根塗装で済むのか、それとも屋根板金を新しくする葺き替えが必要なのかという点です。
屋根の色あせや軽いサビであれば、下地処理を行ったうえで塗装できる場合があります。
しかし、屋根板金が浮いている、継ぎ目が開いている、板金が大きく変形しているといった状態では、表面を塗るだけでは問題を解消できません。
今回は、札幌市清田区にある木造アパートで行った屋根葺き替え工事をご紹介します。
屋根塗装と葺き替えのどちらを選ぶべきか迷っている方は、判断材料の一つとしてご覧ください。

屋根葺き替え工事の概要
・施工場所:札幌市清田区
・建物:木造アパート
・工事内容:既存屋根板金の撤去、屋根下地施工、屋根板金葺き替え
・工期:2~3日
・施工時期:2024年春
・施工当時の参考価格:190万~200万円程度
施工価格について
掲載している価格は、2024年の施工当時の参考価格です。
屋根の面積、形状、勾配、下地の傷み、足場の有無、使用する材料、資材の搬入条件などによって工事費用は変わります。
現在の費用については、現地を確認したうえでのお見積もりとなります。
施工前の屋根は板金が大きく浮いていました
今回のアパートでは、既存屋根の劣化が進み、屋根板金の一部が大きく浮き上がっていました。

屋根板金の継ぎ目が開き、板金が大きく浮いている状態でした。
写真を見ると、屋根材の継ぎ目付近が開き、板金が波打つように変形していることが分かります。
この状態は、単なる色あせや表面のサビとは異なります。
屋根塗装には、金属の表面を保護し、サビの進行を抑える役割があります。
しかし、すでに大きく変形した板金を元に戻したり、開いた継ぎ目を根本的に直したりすることはできません。
そのため今回は、既存の屋根板金を撤去し、新しい板金屋根へ葺き替える工事を行いました。
屋根塗装で済む状態と葺き替えが必要な状態
屋根の修繕方法は、築年数だけで決めるものではありません。
同じ築年数でも、屋根の形状、日当たり、風の当たり方、積雪量、過去の修繕履歴によって劣化状態は異なります。
屋根塗装を検討できる状態
次のような状態で、屋根板金や下地に大きな傷みがなければ、塗装で維持できる可能性があります。
・屋根のツヤがなくなってきた
・色あせが目立ってきた
・表面的なサビが出始めている
・塗膜の剥がれが一部に見られる
・屋根板金に大きな変形がない
・雨漏りや穴あきが確認されていない
屋根塗装では、塗料の種類だけでなく、ケレンと呼ばれるサビ落としや下地処理が重要です。
見積書を見るときは、塗料の商品名だけでなく、下地処理の内容、サビ止めの有無、塗装回数まで確認する必要があります。
葺き替えを検討した方がよい状態
次のような症状がある場合は、塗装だけでは根本的な修繕にならないことがあります。
・屋根板金が浮いたり、めくれたりしている
・屋根板金が大きく波打っている
・板金の継ぎ目が開いている
・サビが進行して穴が開いている
・スノーダクトや谷部分から漏水している
・屋根下地まで傷んでいる可能性がある
・過去に何度も応急修理を繰り返している
穴が開いている屋根や、大きく変形している屋根に塗装しても、屋根材そのものの傷みは直りません。
屋根の状態によっては、塗装ではなく、部分的な板金補修や屋根全体の葺き替えが必要です。
今回行った屋根葺き替え工事の流れ
既存の屋根板金を撤去
最初に、劣化している既存の屋根板金を撤去します。

古い屋根材を取り外すことで、表面からは見えなかった屋根下地の状態も確認できます。
屋根は、地上から見ただけでは、板金の裏側や下地の傷みまで確認できません。
葺き替え工事には、古い屋根材を撤去し、屋根の内部を確認できるという利点があります。
屋根下地を整えて防水シートを施工
既存の屋根板金を撤去した後、屋根下地を整え、防水シートを施工します。


屋根は、表面の板金だけで雨水を防いでいるわけではありません。
板金の下に施工する防水シートも、建物内部への雨水の浸入を防ぐ重要な部分です。
屋根の表面だけを新しくするのではなく、下地と防水層まで確認して施工することが、葺き替え工事の大切なポイントです。
スノーダクトや取り合い部分を施工
札幌の住宅やアパートでは、屋根にスノーダクトが設けられていることがあります。
屋根工事では、広い平面部分だけでなく、雪解け水や雨水が集まりやすいダクト部分の施工が重要です。

ダクトや屋根板金の継ぎ目は、完成後には見えにくくなる場所です。
施工途中の写真を残しておくことで、どのような下地処理や防水施工を行ったのか確認しやすくなります。
新しい屋根板金を施工
下地と防水シートを整えた後、新しい屋根板金を施工します。

屋根の形状に合わせて板金を加工し、継ぎ目や端部を一つずつ納めていきます。
屋根葺き替え工事が完了
屋根全体の葺き替えが完了しました。

施工前に見られた板金の浮きや大きな変形がなくなり、屋根全体が新しい板金で覆われました。
屋根塗装・カバー工法・葺き替えの違い
屋根の改修方法は、大きく分けて屋根塗装、カバー工法、葺き替えの3つがあります。
屋根塗装
既存の屋根板金を残し、サビ落としや下地処理を行ったうえで塗装する方法です。
屋根板金と下地がまだ使用できる場合に適しています。
ほかの工法より初期費用を抑えやすい一方で、穴あきや大きな変形、下地の腐食などは塗装では直せません。
カバー工法
既存の屋根を残し、その上から新しい防水層や屋根材を施工する方法です。
既存屋根の撤去範囲を減らせる場合がありますが、すべての屋根に施工できるわけではありません。
屋根の形状、既存屋根の状態、下地の傷みによって、カバー工法が適しているかを判断します。
葺き替え
既存の屋根材を撤去し、必要に応じて下地を補修したうえで、新しい屋根材を施工する方法です。
塗装より費用は高くなりますが、古い屋根材を撤去して下地の状態を確認できます。
屋根の劣化が進んでいる場合や、今後も建物を長く使用する予定がある場合に適した方法です。
最初から工事方法を決める必要はありません
屋根の修繕では、最初から「塗装にする」「葺き替えにする」と決めて業者を探す必要はありません。
まずは屋根の状態を確認し、次の順番で考えることが重要です。
1.塗装で屋根を維持できる状態か
2.部分的な板金補修で対応できるか
3.カバー工法が可能な屋根か
4.屋根全体を葺き替える必要があるか
建物を今後何年使用する予定なのか、予算をどの程度かけられるのかによっても、適切な方法は変わります。
アパートの屋根工事では入居者への配慮も必要です
アパートや貸家の屋根工事では、建物を修繕するだけでなく、入居者への配慮も必要です。
工事前には、次のような内容を整理して案内します。
・工事を行う期間
・作業を行う時間帯
・騒音が発生する可能性
・工事車両を駐車する場所
・資材を置く場所
・入居者の通行に影響する範囲
屋根板金の撤去や固定作業では、室内まで音が伝わることがあります。
事前に工事日程や作業内容を案内しておくことで、入居者の不安や苦情を減らしやすくなります。
また、屋根工事は天候の影響を受けます。
施工途中で雨が降る可能性も考え、天気予報を確認しながら工程と防水管理を行う必要があります。
屋根工事の見積書で確認したい項目
屋根工事の見積もりを比較するときは、総額だけで決めないことが大切です。
少なくとも、次の内容を確認してください。
・屋根の面積
・工事を行う範囲
・屋根塗装、部分補修、カバー工法、葺き替えのどれなのか
・既存屋根の撤去費用
・撤去した屋根材の処分費用
・屋根下地の補修費用
・防水シートの仕様
・新しく使用する屋根材
・スノーダクトや谷部分の工事内容
・足場や安全設備の費用
・アンテナや雪止めなどの扱い
・追加費用が発生する条件
・施工途中の写真を残してもらえるか
・保証の対象と期間
「屋根工事一式」とだけ書かれた見積書では、どこまで工事するのか判断できません。
現地調査で撮影した写真を見せてもらい、傷んでいる場所と提案された工事内容が合っているか確認することが重要です。
屋根工事は安い見積もりだけで選ばない
屋根工事は、完成すると下地や防水シートが見えなくなります。
そのため、見積金額が安いか高いかだけでは、工事内容の違いを判断できません。
見積もりを比較するときは、次の点も確認してください。
・下地処理について説明があるか
・屋根の傷んでいる場所を写真で示しているか
・塗装と葺き替えの違いを説明しているか
・必要のない工事まで勧めていないか
・追加費用が発生する条件が明確か
・施工中の記録写真を残してくれるか
高額な葺き替え工事を勧められた場合でも、屋根塗装や部分補修で対応できる可能性があります。
反対に、屋根板金や下地の傷みが進んでいる場合は、安い塗装工事を行っても、数年後に再び大きな工事が必要になることがあります。
訪問業者から屋根の異常を指摘されたときは即決しないでください
「近くで工事をしていたら、屋根が剥がれているのが見えた」
「このままでは屋根が飛ぶかもしれない」
「今日契約すれば安く工事できる」
このように、突然訪問して契約を急がせる業者には注意が必要です。
屋根に本当に異常がある可能性はありますが、その場ですぐに工事を決める必要はありません。
訪問した業者を屋根に上げる前に、別の建設会社や屋根業者へ点検を依頼してください。
ご自身で屋根に上って確認するのも危険です。
地上から見える範囲の写真や、室内に雨染みがある場合はその写真を撮り、専門業者へ相談してください。
北嶺建設では屋根塗装から葺き替えまで建物全体を確認します
北嶺建設では、札幌市清田区を拠点に、屋根の点検、部分補修、屋根塗装、板金工事、葺き替え工事に対応しています。
屋根塗装で維持できる状態であれば、必ずしも葺き替えを行う必要はありません。
一方で、屋根板金が大きく変形している場合や、屋根下地まで傷みが進んでいる場合には、表面だけを塗装しても問題の先送りになることがあります。
北嶺建設では、次の内容を確認したうえで修繕方法を検討します。
・屋根板金のサビや変形
・板金の継ぎ目や端部
・スノーダクトや谷部分
・雨漏りの有無
・屋根下地の傷み
・外壁や煙突など周辺部分の状態
・建物を今後何年使用する予定か
・工事にかけられる予算
屋根だけを見て高額な工事を勧めるのではなく、建物全体の修繕時期や優先順位を整理してご提案します。
このようなご相談にも対応しています
・屋根塗装で直せるかだけ知りたい
・他社から葺き替えを勧められたが、本当に必要か確認してほしい
・屋根のサビが気になる
・強風の後から屋根板金が浮いているように見える
・スノーダクトからの雨漏りが心配
・アパートの入居者に配慮して工事を進めたい
・屋根と外壁をまとめて点検してほしい
・見積書の工事内容が適正か分からない
工事を行うか決めていない段階でもご相談いただけます。
よくあるご質問
屋根塗装と葺き替えのどちらが必要か、点検だけでも依頼できますか?
はい。屋根の状態を確認したうえで、塗装、部分補修、カバー工法、葺き替えなどの選択肢を整理します。
最初から工事内容を決めていただく必要はありません。
今回のアパートと同じように、2~3日で工事は終わりますか?
今回の事例では2~3日でしたが、すべての建物に当てはまる工期ではありません。
屋根の面積、形状、下地の状態、足場の有無、天候などによって工期は変わります。
掲載されている190万~200万円で現在も工事できますか?
掲載価格は、2024年施工当時の参考価格です。
材料価格や建物の条件によって費用が異なるため、現在の価格は現地調査後のお見積もりとなります。
雨漏りしていなくても点検した方がよいですか?
屋根板金の浮き、強いサビ、継ぎ目の開きなどが見える場合は、雨漏りが確認されていなくても一度点検をおすすめします。
室内に雨漏りの症状が現れる前に補修できる可能性があります。
屋根の写真をLINEで送って相談できますか?
可能です。
地上から安全に撮影できる範囲で、建物全体、気になる屋根部分、室内の雨染みなどをお送りください。
危険ですので、ご自身で屋根に上る必要はありません。
屋根と外壁を一緒に工事できますか?
どちらの工事にも足場が必要な場合は、同時に行うことで足場を設置する回数を減らせる可能性があります。
ただし、建物の状態や予算によっては、優先順位を決めて工事を分けた方がよい場合もあります。
札幌で屋根の塗装・葺き替えをご検討中の方へ
屋根は普段見えにくいため、傷みが進んでいても気づきにくい場所です。
一方で、屋根が古くなったからといって、すべての建物で葺き替えが必要なわけではありません。
塗装で維持できる屋根なのか、部分補修が必要なのか、屋根全体を新しくした方がよいのかは、実際の状態を見て判断する必要があります。
北嶺建設では、屋根だけでなく、外壁、雨漏り箇所、煙突、スノーダクトなど、建物全体を確認しながら修繕方法を検討します。
「屋根塗装と葺き替えのどちらがよいか分からない」という段階でもご相談ください。
ご相談・現地調査・お見積もりは無料です。
電話:011-889-2833
受付時間:8時~18時
LINE:24時間受付
屋根の写真を添付してのご相談も可能です。

📞 今すぐご相談ください!
お電話・LINEでのご相談受付中!
電話受付 8:00〜18:00/LINEは24時間受付。緊急時は営業時間外もまずはご連絡ください(24時間の出動を確約するものではありません)。

📩 ご相談・現地調査・お見積りはすべて無料です!
📞 電話:011-889-2833
📧 メール:info@re-hokurei.com
お問い合わせはこちらから
📷LINEやメールからの写真送信OK!

村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。
保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。

