工事部長の村松です。市販の玄関マットは数年で毛足がへたり、泥や雪をうまく落とせなくなります。今回は札幌市南区のお客様から、玄関マット 交換のご相談をいただいた事例をご紹介します。冬場の泥や雪をしっかり受け止めるには、ブラシ状の毛足を持つ業務用マットへの交換が効果的です。既存マットの状態確認から新しいマットの選定、施工までの流れを、現場で撮影した写真とともにお伝えします。
玄関マット 交換をご検討いただいたきっかけ
今回のご依頼は、市販の玄関マットが数年で毛足がへたり、泥や雪を落としきれなくなったことがきっかけでした。
札幌市南区のお客様は、玄関ポーチに敷いていた既製品のマットの繊維が寝てしまい、見た目も悪くなっていました。特に冬場は靴底についた雪や氷混じりの泥をうまく拭き取れず、玄関内まで持ち込んでしまうことに悩まれていたそうです。ご相談をいただいた際には、次に交換するなら冬の使用にも耐えられるものにしたいというご要望を伺いました。
現地で確認した既存マットの状態
現地を確認したところ、既存のマットは繊維がつぶれて防滑性が落ち、雨や雪解け水を吸ってなかなか乾かない状態でした。
市販の家庭用マットは、ナイロンやポリプロピレンの起毛素材が使われていることが多く、屋外の紫外線と踏圧に長期間さらされると毛足が寝て弾力を失います。札幌のように冬場に雪や凍結混じりの泥が繰り返し持ち込まれる玄関では、傷みの進みが早い印象があります。


写真の状態からも、マットの中央部分だけ色が薄くなり、踏まれる範囲がはっきり分かる状態でした。ここまで劣化が進むと、拭き取り効果はほとんど期待できません。
選んだブラシマットLの特徴と選定理由
ブラシマットとは、硬質の樹脂ブラシ状の毛足で靴底の泥や雪を掻き落とす、業務用途向けの玄関マットのことです。
今回はミヅシマ製の「ブラシマットL」のグリーンを採用しました。表面は樹脂製のブラシ状の毛足がびっしりと並び、部分的に濃い緑色のブラシ部分も配置されているため、靴底に付いた泥や雪を効率よく掻き落とせる構造になっています。



パネル同士をジョイントできるタイル形状のため、玄関ポーチの奥行きや段差に合わせて必要な枚数を組み合わせたり、端部をカットして納めたりできる点も選定の決め手になりました。
| 項目 | 一般家庭用マット | ブラシマットL |
|---|---|---|
| 素材 | ナイロン等の起毛素材 | 硬質樹脂ブラシ |
| 泥・雪の除去力 | 拭き取り中心 | 掻き落とし中心 |
| 屋外・冬季の耐久性 | 数年でへたりやすい | 紫外線・踏圧に強い |
施工の流れ
施工は既存マットの撤去、下地の清掃、新しいマットの採寸・加工、敷設という順で進めます。

劣化した既存のマットを剥がし、下に溜まっていた砂や落ち葉、ゴミを取り除きます。
コンクリート面をブラシと水で洗い流し、汚れや苔を落としてから乾燥させます。
玄関ポーチの形状に合わせてブラシマットLを必要な枚数に割り付け、端部をカッターで加工します。
パネルをジョイントさせながら敷き詰め、段差やドアの開閉に干渉しないか確認して仕上げます。


仕上がりと交換で得られる効果
交換後は玄関ポーチ全体が明るいグリーンで統一され、見た目の印象も大きく変わりました。

ブラシマットは毛足の間に泥や雪解け水が入り込む構造のため、靴底についた汚れを物理的に掻き落とす効果が期待できます。札幌の年間降雪量は平年値で479cmです(出典)。この時期は玄関先に雪や融雪剤混じりの水分が集中して持ち込まれるため、玄関マットの防滑性能が生活の快適さに直結してきます。
玄関ポーチが綺麗になって嬉しい。
お客様
冬の玄関まわりの対策としては、マットの交換だけでなく敷地全体の除雪計画も合わせて見直すご家庭が増えています。除雪や排雪のご相談は除排雪サービスのご案内でも承っています。
費用の目安とお手入れの注意点
今回のようなブラシマットLへの交換費用は、玄関ポーチの大きさによって5万円から10万円程度が目安です(税別)。
既存マットの撤去や下地清掃の手間、マットの加工の有無によって金額は変わるため、正確な費用は現地確認後にお見積りしております。ポーチが広い、段差が複雑といった条件では加工枚数が増え、その分費用も上がる傾向があります。
注意点
- ブラシマットは泥や雪の掻き落としには有効ですが、凍結した氷そのものを溶かす効果はありません
- 土砂の持ち込みが多い立地では、定期的な水洗いをしないと目詰まりして効果が落ちます
- マット単体では敷地全体の除雪・融雪の代わりにはならず、玄関先の対策として位置づけるのが現実的です
- ほうきや水洗いで毛足の間の目詰まりを定期的に取り除く
- 冬場に着雪しても踏み固めず、こまめに払い落とす
- ブラシ部分が破損した場合、パネル単位での部分交換ができる場合がある
よくある質問
玄関マットの交換はどれくらいの頻度で必要ですか?
使用環境によりますが、屋外に敷く家庭用マットは毛足がへたるまで数年程度が目安です。踏まれる頻度や雨雪の当たり方で傷みの進み方は変わります。
ブラシマットは冬場の凍結対策にもなりますか?
泥や雪を掻き落とす効果はありますが、路面の凍結そのものを防ぐものではありません。凍結対策には融雪剤や除雪との併用が現実的です。
玄関マット 交換の費用はどれくらいかかりますか?
玄関ポーチの大きさや加工の有無によって変わり、目安として5万円から10万円程度(税別)です。正確な金額は現地確認後にお見積りします。
マットの一部だけ壊れた場合も交換できますか?
タイル状にジョイントできるタイプであれば、破損した部分だけをパネル単位で交換できる場合があります。製品や敷設方法によって対応が異なります。
施工にはどれくらいの日数がかかりますか?
既存マットの撤去から敷設まで、玄関ポーチ程度の広さであれば1日で完了することが多い印象です。規模や下地の状態によって前後します。
村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
関東でクレーンオペレーター8年を経て北海道へ。
移動式クレーン運転士、建築物石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。
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