札幌市で看板の安全パトロール実施|古い看板、点検していますか?

札幌市で看板の安全パトロール実施|古い看板、点検していますか?

こんにちは。北嶺建設の広報スタッフです。

2026年9月、札幌市で屋外広告物の安全パトロールが行われています。

9月8日には札幌市西区・琴似の繁華街で、市の職員と協同組合札幌広告美術協会による看板の調査・確認が行われました。

報道によると、この日のパトロールでは注意が必要な看板が13点確認され、札幌市が設置者へ点検を呼びかけることになったとのことです。9月9日には手稲区内でも調査・確認が予定されています。

ニュースをご覧になって、

「うちの店の看板もかなり古い」

「前の店舗の看板をそのまま残している」

「看板の点検なんて、しばらくしていない」

と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は北嶺建設でも最近、札幌市の土木事務所から所有者へ連絡が入り、それをきっかけに老朽化した看板を撤去した工事を行っています。

今回は、なぜ札幌市が看板の安全確認を続けているのか、古い看板を所有している方は何を確認したらよいのかを、実際の施工事例とあわせてご紹介します。

この記事でわかること

  • 札幌市で現在行われている看板の安全パトロールについて
  • 札幌市が看板の安全対策を強化した背景
  • 古い看板で確認したいポイント
  • 行政から連絡が来たときにどうすればよいのか
  • 点検・補修・撤去の考え方
  • 北嶺建設が実際に対応した看板撤去事例

9月1日~10日は「屋外広告物適正化旬間」です

国土交通省では毎年9月1日から10日までを「屋外広告物適正化旬間」としています。

札幌市でも、この期間に屋外広告物を適正に設置・管理してもらうための取り組みを行っています。

その一つが「札幌市屋外広告物安全パトロール」です。

札幌市の発表によると、このパトロールは平成28年度(2016年度)から、協同組合札幌広告美術協会と協働で実施されており、毎年、市内の特定の路線を巡回して、看板などの屋外広告物について安全管理の啓発・指導を行っています。

2026年度は、

9月8日 西区・琴似の繁華街

9月9日 手稲区内

で調査・確認が行われています(実施区間の詳細は年度によって変わり、令和4年度は北区・地下鉄麻生駅周辺と手稲区前田・下手稲通沿線が対象でした)。

今回たまたま西区と手稲区が対象になっていますが、看板の安全管理がこの2区だけの問題というわけではありません。

札幌市内で屋外広告物を所有・設置している方に共通する問題です。

なぜ札幌市は看板の安全確認を続けているのか

ここには、大きなきっかけがあります。

2015年2月、札幌市中央区の飲食店ビル(札幌駅前)で、看板の一部が歩道に落下し、通行していた女性が重傷を負う事故が発生しました。

当初は強風による落下とみられていましたが、その後の調査で、この看板が長期間、安全点検を受けていなかったことが明らかになっています。2017年3月には、看板を設置していた店舗側に業務上過失致傷罪で有罪判決が言い渡されました。

札幌市は、この2015年の屋外広告物落下事故を受けて独自の安全対策を進めてきたことを、現在も公式サイトで明記しています。

その後、2016年度(平成28年度)から安全パトロールを開始。

さらに2019年(平成31年)4月には屋外広告物条例等も改正され、所有者・占有者も管理義務者に加えられ、一定の屋外広告物については有資格者による点検が義務付けられるなど、安全管理が強化されてきました。

つまり、現在行われている安全パトロールは突然始まったものではありません。

10年以上前の重大事故を教訓に、看板の落下などによる事故を防ぐために続けられている取り組みです。

看板は外から見ただけでは分からないことがあります

「うちの看板は普通に立っているから大丈夫」

と思っていても、注意が必要です。

札幌市も、屋外広告物は時間の経過とともに老朽化し、外見からは分からなくても、点検するとひび割れや腐食などが見つかる場合があると注意を呼びかけています。

特に確認したいのは、

  • 看板本体の傾き
  • 支柱や取付金具の錆
  • ボルトや固定部分の腐食
  • 表面材の浮きや剥がれ
  • 看板下部の腐食
  • 強風時の揺れや異音
  • アクリル板などの割れ
  • 長期間使用していない看板

などです。

札幌では雨だけでなく、雪、凍結、融雪、強風などの影響も受けます。

そして怖いのが、表面よりも内部で腐食が進んでいるケースです。実際に2015年の事故でも、外から見ただけでは分からない劣化が進んでいたことが、後の調査で指摘されています。

実際に札幌市から連絡が入り、北嶺建設へ相談されたケースがあります

今回のニュースを見て、北嶺建設で最近施工したある現場を思い出しました。

札幌市南区にあった、長期間使用されていない大型看板です。

この看板は底部の金属板が腐食し、すでに抜け落ちた状態になっていました。

その状況を南区土木事務所が把握し、建物の所有者へ連絡。

所有者の方がインターネットで業者を探し、

「至急、解体などの対応をしてほしい」

と北嶺建設へお問い合わせくださいました。

現地を確認すると、看板の底板は腐食してなくなり、内部が露出するほど劣化していました。

最終的には足場を組み、クレーンを使用して看板本体を安全に撤去しています。

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この事例で重要なのは、

「市から連絡が来たから危険だった」

ということではありません。

看板そのものの劣化がすでに進んでおり、それが行政からの連絡をきっかけに表面化したということです。

できれば、この段階になる前に気付けた方が安心です。

市から連絡が来たら、必ず撤去しなければならない?

ここは誤解しないようにしたいところです。

札幌市から看板について連絡が来たからといって、すべての看板を直ちに撤去しなければならないわけではありません。

まず、

「安全上の問題を指摘されているのか」

「点検を求められているのか」

「屋外広告物の許可についてなのか」

など、連絡の内容を確認する必要があります。

そして実際の看板の状態を確認したうえで、

まだ使用するなら点検・補修

今後使用しないなら撤去

というように判断していきます。

何を指摘されているのか分からない場合は、札幌市から届いた書類や連絡内容を手元に置いたうえでご相談いただくと、状況を整理しやすくなります。

「もう使っていない看板」は特に一度確認を

北嶺建設で看板撤去のご相談を受けていると、意外に多いのが、

現在は使われていない看板

です。

例えば、

「以前入っていた店舗の看板」

「閉院した医院の看板」

「会社名を変更したあとも残っている看板」

「建物を購入したときから付いていた看板」

などです。

使わなくなった看板は、どうしても関心が薄くなります。

しかし、使っていなくても看板そのものは雨や雪、風にさらされ続けます。

札幌市の条例改正でも、掲出が終わった広告物が長期間放置されることを防ぐため、管理義務に「除却」が加えられています。

広告として使っていないことと、安全管理をしなくてよいことは別です。

これは古い店舗・医院・事務所などを所有している方には、ぜひ一度確認していただきたいところです。

底が抜けてから撤去した厚別区の看板

北嶺建設では、札幌市厚別区でも老朽化した店舗看板の撤去を行っています。

こちらも、看板の劣化が進み、撤去が必要になった事例です。

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このような施工事例を見ていると、

「古い=すぐ危険」

とは言えませんが、

設置から長期間経過し、一度も状態を確認していない看板については、一度見てもらう意味はある

と感じます。

強風がきっかけで緊急撤去になったこともあります

看板の劣化が表面化しやすいのが強風時です。

北嶺建設では以前、日曜日の夕方に、

「看板が壊れて落ちそうなので見てほしい」

というお問い合わせをいただいたことがあります。

閉院した建物の看板で、現地を確認すると支柱との接合部分が片方外れ、強風によって落下する可能性がある状態でした。

そのため、その日のうちに危険な看板本体を撤去し、支柱については雪解け後に改めて撤去することにしました。

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壊れてからでは、選べる対応方法も少なくなります。

足場や高所作業車、クレーンなどが急きょ必要になれば、それだけ工事も大がかりになります。

そのため、

「まだ落ちてはいないけれど、少し気になる」

くらいの段階で確認する方が、対応方法を検討しやすくなります。

まず建物の外に出て、看板を見てみてください

今回のニュースをきっかけに、店舗・医院・事務所・倉庫・アパートなどを所有されている方は、一度建物の外から看板を確認してみてはいかがでしょうか。

特に、

  • いつ設置したか分からない
  • 10年以上経過している
  • 長期間点検していない
  • 現在は使用していない
  • 錆が目立ってきた
  • 傾いて見える
  • 表面材が浮いている
  • 下から見ると底板が傷んでいる
  • 強風のときに揺れる
  • 異音がする

という場合は、一度状態を確認しておくことをおすすめします。

ただし、高いところへ上って自分で確認したり、傷んだ看板を触ったりするのは危険です。

地上から見える範囲を確認するだけで十分です。

相談は「点検なのか、修理なのか、撤去なのか」が分からない段階でも大丈夫です

看板について相談するとき、

「撤去すると決めてから業者へ連絡しなければならない」

と思われるかもしれません。

そうではありません。

北嶺建設では、

点検した方がいいのか

補修してまだ使えるのか

使わないので撤去した方がよいのか

という段階からご相談いただけます。

看板の大きさ、高さ、設置方法、道路との位置関係、腐食状態によって必要な作業は変わります。

そのため、最初から撤去ありきではなく、まず現状を確認することが大切です。

写真をスマートフォンで撮影し、LINEから送っていただく方法でもご相談いただけます。できれば、看板全体、看板と建物・支柱の位置関係、錆や破損が気になる部分、少し離れた場所から見た状態が分かる写真があると、状況を把握しやすくなります。ただし、落下しそうな部材がある場合は、看板の真下に入って撮影しないでください。

札幌の看板点検・修理・撤去は北嶺建設へ

2015年の重大な看板落下事故から10年以上が経過しました。

しかし、札幌市が現在も安全パトロールを続けているのは、屋外に設置された看板は時間とともに確実に劣化していくからです。

2026年9月8日に行われた西区のパトロールでも、注意が必要な看板が実際に13点確認されています。

だからといって、

「古い看板は全部危険だから撤去しましょう」

という話ではありません。

大切なのは、

今、自分の建物にどんな看板があり、どのような状態なのかを把握しておくことです。

行政から連絡が来て初めて気付く場合もあります。

強風で壊れて初めて気付く場合もあります。

その前に少しでも、

「この看板、かなり古いな」

「しばらく点検していないな」

と思ったら、一度確認してみてください。

北嶺建設では札幌市内を中心に、看板の現地確認から点検、補修、撤去、新設まで対応しています。

「市から看板について連絡が来た」

「ニュースを見て自分の看板が気になった」

「使っていない看板を撤去したい」

という段階でも構いません。

まずは現在の状況をお聞かせください。

【問い合わせへの内部リンク】

札幌の看板の点検・撤去・新設についてはこちら

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LINEから看板の写真を送っていただくこともできます。