工事部長の村松です。札幌市清田区にお住まいで、以前から建築のお仕事でお付き合いのあるお客様から、浴室の換気扇が動かなくなったとご相談をいただきました。ご希望は浴室換気扇 交換で、築19年の戸建てで長く使われてきたダクト式の換気扇です。現地で確認すると、モーター内部にほこりが固まり羽根が完全に止まっていました。毎日のお風呂やシャワーで湿気がこもりやすい時期だったこともあり、今回は現地調査から交換完了までの流れと、当日対応ができた理由を実際の写真とともに紹介します。
築19年の浴室換気扇に起きていた不具合とご相談の経緯
浴室換気扇が回らなくなった主な原因は、モーター内部に溜まったほこりと油分の固着です。
ダクト式浴室換気扇とは、天井裏の配管を通じて浴室の湿気を屋外まで排出するタイプの換気扇です。
清田区のこの住宅では、天井裏を通って屋外に湿気を逃がす構造で、本体は浴室の天井に埋め込まれていました。お客様からは、以前から少しずつ換気の効きが弱くなっていると聞いていましたが、ある日を境に完全に動かなくなったとのことでした。

天井裏を確認すると、断熱材の間を通るアルミダクトが換気扇本体につながっていました。断熱材の施工状態は良好で、ダクトの取り回し自体に問題はありませんでした。

浴室側から見た開口部です。カバーを外すと化粧枠と配線が露出し、本体を天井から取り外す準備が整いました。

取り外した本体を確認すると、羽根の隙間に綿ぼこりが層になって固まり、モーターの軸が完全に固着していました。ここまで汚れが進むと、油分を含んだほこりが熱で焼き付いたような状態になり、洗浄だけでは復旧できません。次に、実際にどのような基準で交換を判断したのかを説明します。
浴室換気扇 交換の判断基準と現地調査で確認したこと
交換の判断基準は、モーターの固着や異音の有無に加えて、設置からの使用年数とダクトの状態です。
取り外した本体のラベルには、設計上の標準使用期間の目安として15年という表示がありました。築19年という使用年数を踏まえると、部品交換よりも本体ごと交換したほうが、今後数年の安心感を考えても現実的な判断だと考えました。ダクトの径や配線の位置が既存のものと合っていれば、既存の開口をそのまま使えるため、大掛かりな改修をせずに交換できるケースが多い印象です。今回もダクトの位置と径が既存の製品と合っていたため、天井や壁を壊さずに交換できました。
交換作業の流れ(発注から取付完了まで)
交換は現地調査、部材の手配と電気屋さんとの打ち合わせを経て、当日は朝9時から2時間ほどで完了しました。
浴室換気扇の交換は本体を外すだけでなく、配線の適合や取付枠のサイズ確認も必要になるため、清田区での作業でも事前の段取りを丁寧に行うことで当日の作業をスムーズに進められます。今回の流れは次のとおりです。
本体を取り外し、モーターの状態やダクトの径、配線の位置を確認しました。故障の原因と交換の可否をこの段階で判断します。
確認した仕様に合う換気扇を発注し、配線工事が必要な範囲について電気屋さんと打ち合わせを行いました。
当日は古い本体を取り外し、新しい本体をダクトと配線に接続しました。天井裏の作業と浴室側の作業を並行して進めます。
換気の音や風量を確認し、カバーを取り付けて作業完了です。今回は朝9時から2時間ほどで終えることができました。
天井裏では、新しい本体をダクトに接続し直し、配線をつなぎ直しました。既存の下地を利用できたため、補強や造作をやり直す必要はありませんでした。

本体を選ぶ際にどのような点を見ているのか、次に説明します。
使用した換気扇と交換で選んだポイント
選定で優先したのは、既存のダクト径と配線に適合する機種であることと、風量が浴室の広さに見合っていることです。
浴室換気扇には、ダクトを使わずに直接屋外へ排気するタイプと、天井裏のダクトを通して排気するタイプがあります。今回のように既にダクトが通っている住宅では、同じダクト式の機種を選ぶことで、天井の開口をそのまま使えて工事の負担を抑えられます。今回取り付けたのはパナソニック製の浴室換気扇で、既存の羽根径とダクトの取り合いに適合する型番を選びました。取り付け後は浴室側から見てもすっきりとした仕上がりになっています。

実際に交換を終えたあと、浴室の使い勝手はどう変わったのでしょうか。
交換後の変化とお客様の声
交換後は排気の音がしっかりと聞こえるようになり、浴室にこもっていた湿気も早く抜けるようになりました。
取り外した古い本体とカバーは、配線ごとまとめて屋外に運び出しました。羽根の周りにこびりついていたほこりの量を見ると、動かなくなる直前までかなり無理をして回っていたことがわかります。

暑い日が続いて毎日、シャワーやお風呂に入りたかったのですぐに対応してくれて大変助かった
お客様
夏場は汗をかく回数が増え、お風呂やシャワーを使う頻度も上がります。換気扇が止まったままでは湿気がこもりやすく、カビの発生にもつながりかねないため、早めに動ける体制を整えておくことは私たちにとっても大事な役割だと感じています。
浴室換気扇の交換で気をつけたい注意点
浴室換気扇 交換のような単独の小規模工事は、施工地域や工事内容、職人の稼働状況によって対応できない時期があります。
今回のように長くお付き合いのあるお客様や、以前工事をした住宅であれば当日の対応がしやすいケースもありますが、初めてのご依頼で製品の手配から必要な場合は、日程の調整に数日いただくことがあります。浴室換気扇は開けてみるまで内部の状態が分からないことも多く、羽根やモーターだけでなく、ダクトの断熱材や躯体側の劣化が見つかることもあります。そうした場合は、その場で追加の対応方針を相談させていただいています。
札幌は冬に結露、夏に湿気とそれぞれ違った負担が浴室にかかるため、季節の変わり目に一度換気の効きを確認しておくと、真夏や真冬に急に止まってしまうような事態を避けやすくなります。
よくある質問
浴室換気扇が回らなくなったら交換以外に直す方法はありますか?
モーター部分のみの部品交換で直ることもありますが、築15年以上ですと本体ごと交換したほうが結果的に長持ちする印象です。まずは現地で状態を確認します。
交換工事はどれくらいの時間がかかりますか?
今回は朝9時から2時間ほどで完了しましたが、ダクトの取り回しや配線の状態によって前後します。日程は現地確認後にご案内しています。
浴室換気扇 交換の費用はどのくらいかかりますか?
機種やダクトの状態によって幅があるため、現地確認後にお見積りしています。目安を知りたい場合はお気軽にご相談ください。
小さい交換工事でもお願いできますか?
単独の小規模工事も承っていますが、施工地域や工事内容、職人の稼働状況によっては対応できない時期もございます。まずはご相談ください。
電気工事は別に頼む必要がありますか?
配線の状態によっては電気屋さんとの連携が必要になる場合があり、その際は当社で手配して打ち合わせを行っています。
村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
関東でクレーンオペレーター8年を経て北海道へ。
移動式クレーン運転士、石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。
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