札幌で窓まわりのコーキングにひび割れ|屋根・外壁塗装と同時に補修した施工事例

窓のまわりにあるゴムのような部分に、細かなひび割れや隙間ができていませんか。

この部分は「コーキング」または「シーリング」と呼ばれ、外壁と窓枠の隙間から雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。

しかし、普段じっくり見る場所ではないため、

「これは補修が必要なひび割れなのか分からない」

「外壁塗装のときに一緒に直した方がよいのか」

「すぐに雨漏りする状態なのか」

と判断に迷う方も少なくありません。

今回は、札幌市内の戸建て住宅で行った、屋根・外壁塗装と窓まわりのコーキング補修工事をご紹介します。

窓まわりのコーキングに目立つひび割れがあり、屋根と外壁の塗装にあわせて補修を行った事例です。

窓まわりのコーキングとは

コーキングは、外壁材の継ぎ目や窓枠との取り合い部分に充填されている、弾力のある防水材です。

住宅は、気温や湿度の変化によってわずかに伸び縮みします。コーキングには、その動きに追従しながら隙間をふさぐ役割があります。

札幌では、夏と冬の寒暖差に加え、積雪や凍結、紫外線などの影響も受けます。

そのため、屋根や外壁だけでなく、窓まわりや外壁の継ぎ目に施工されているコーキングの状態も確認することが大切です。

今回ご相談いただいた住宅の状態

今回の住宅は、窯業系サイディングが使われている戸建て住宅です。

外壁塗装は今回が2回目で、前回の塗装工事から約12年が経過していました。

屋根には経年による色あせが見られ、外壁材や窓まわりのコーキングにも、ひび割れや剥離が目立っていました。

特に気になったのが、窓まわりのコーキングです。

表面に細かなひびが入り、一部ではコーキングと周囲の部材との間に隙間が見られました。
キャプション例:窓まわりに発生していたコーキングのひび割れ

コーキングにひび割れがあるからといって、すぐに室内へ雨漏りするとは限りません。

ただし、劣化した状態を長期間放置すると、雨水の侵入経路になる可能性があります。

見た目だけでは劣化の深さや内部の状態まで判断できないため、屋根・外壁塗装を行う前に、窓まわりも含めて点検することにしました。

窓まわりのコーキングで確認したい劣化症状

ご自宅のコーキングが気になる場合は、安全な場所から次のような症状がないか確認してください。

表面に細かなひび割れがある

コーキングの表面に細い線状のひびが多数見える状態です。

表面だけの劣化に見えても、内部まで硬くなっている場合があります。

コーキングが窓枠や外壁から離れている

コーキングと窓枠、または外壁材との間に隙間ができている状態です。

接着部分が切れているため、雨水が入り込む可能性があります。

コーキングが硬くなっている

本来は弾力のある材料ですが、劣化が進むと硬くなり、住宅の動きに追従しにくくなります。

硬化したコーキングは、ひび割れや剥離につながることがあります。

一部が欠けたり、なくなったりしている

劣化したコーキングが崩れ、一部が欠損している状態です。

外壁材同士の隙間や、窓枠との境目が見えている場合は、早めの確認をおすすめします。

室内の窓まわりにシミがある

室内側の窓枠や壁紙に、原因の分からないシミや変色がある場合は注意が必要です。

結露によるものか、外部からの雨水によるものかは、見た目だけでは判断できません。外側と室内側の両方を確認する必要があります。

屋根外壁塗装とコーキング補修の施工前3の画像
外壁材のとりあいの劣化したコーキング

自分で劣化を見分けられなくても問題ありません

コーキングの劣化は、写真を見ただけでは判断しにくいことがあります。

表面にひびがあっても急いで補修する必要がない場合がある一方、目立ったひび割れがなくても、接着部分が剥がれていることがあります。

そのため、

・ひび割れなのか汚れなのか分からない
・どの程度まで劣化しているのか分からない
・補修だけでよいのか、塗装も必要なのか分からない
・高い場所なので自分では確認できない

という場合は、無理に判断する必要はありません。

スマートフォンで撮影できる範囲の写真でも、状況を確認するための手掛かりになります。

高所を確認するために、はしごへ上ったり屋根へ登ったりするのは危険です。見える範囲だけを確認し、判断できない部分は専門業者へ相談してください。

屋根・外壁塗装と同時にコーキングを補修

今回の工事では、屋根と外壁の塗装だけでなく、劣化していた窓まわりや外壁の継ぎ目のコーキングも補修しました。

既存コーキングの撤去

まず、ひび割れや剥離が進んでいた既存のコーキングを撤去します。

劣化したコーキングの上から新しい材料を重ねるだけでは、下に残った古い材料ごと剥がれる可能性があります。

今回の施工箇所では、古いコーキングを取り除いたうえで、新しい材料へ打ち替えました。

下地の清掃と養生

コーキングを撤去した部分を清掃し、新しい材料が周囲にはみ出さないようにマスキングテープで養生します。

コーキングは、材料を充填する作業だけでなく、施工前の清掃や下地処理も重要です。

新しいコーキング材を充填

下地処理を行ったあと、新しいコーキング材を隙間なく充填します。

窓枠との取り合いや外壁材の継ぎ目を確認しながら、表面を整えて仕上げました。

屋根外壁塗装とコーキング補修の施工中5の画像

屋根塗装の施工内容

屋根は高圧洗浄を行い、表面の汚れや傷んだ塗膜を除去しました。

洗浄後に状態を確認し、下塗りとしてエポキシ系のさび止めを塗布しています。

その後、仕上げ用のポリマーシリコン塗料を2回塗り、塗膜を形成しました。

屋根外壁塗装とコーキング補修の施工中1の画像
屋根外壁塗装とコーキング補修の施工中2の画像

屋根塗装は、上から塗料を塗るだけの工事ではありません。

既存の塗膜やさびの状態を確認し、下地に応じた処理を行うことが、仕上がりと耐久性を左右します。

外壁塗装の施工内容

外壁も屋根と同様に高圧洗浄を行い、表面の汚れを落としました。

下塗りにはカチオン系のホワイトシーラーを使用し、仕上げには水性ナノコンポジット塗料を2回塗っています。

外壁の状態や材質によって、必要な下地処理や適した塗料は異なります。

塗料の商品名や価格だけで決めるのではなく、現在の外壁に合った施工方法を検討することが重要です。

カーポートの木部も塗装

建物に付属しているカーポートの木部も、今回あわせて塗装しました。

ネットを一度取り外し、木部へキシラデコールを塗装したあと、洗浄したネットを取り付け直しています。真挿入:カーポート塗装前】

屋根外壁塗装とコーキング補修のカーポートネット1の画像
カーポートの木部も建物とあわせて塗装しました

足場を設置する工事では、屋根や外壁だけでなく、普段手が届きにくい付帯部分も確認できます。

どこまで同時に施工するかは、劣化の状態と予算の優先順位を整理して決めます。

屋根と外壁の塗装時にコーキングも確認する理由

外壁をきれいに塗装しても、窓まわりや外壁の継ぎ目にあるコーキングが傷んだままでは、建物外部の防水性に不安が残ります。

また、外壁塗装後にコーキングだけを補修することになると、再び高所作業の準備が必要になる場合があります。

屋根や外壁の塗装を検討するときは、次の部分も一緒に確認してもらうと安心です。

・窓枠のまわり
・外壁材同士の継ぎ目
・換気口や配管のまわり
・玄関ドアや勝手口のまわり
・屋根と外壁の取り合い部分
・軒天や破風板
・水切りや板金部分

塗装だけで済むのか、コーキングの補修も必要なのかは、住宅ごとに異なります。

施工後の様子

屋根と外壁の塗装が完了し、色あせていた建物全体が引き締まった印象になりました。

窓まわりのコーキングも新しくなり、目立っていたひび割れや隙間を補修できました。

外観をきれいにするだけではなく、屋根、外壁、窓まわりを一体として確認したことが、今回の工事の大きなポイントです。

よくあるご質問

窓まわりのコーキングだけでも補修できますか

コーキングだけを補修できる場合もあります。

ただし、外壁の塗膜や外壁材そのものも傷んでいる場合は、コーキングだけを新しくしても、別の部分から不具合が生じる可能性があります。

まずは外壁全体の状態を確認したうえで、必要な工事を判断します。

ひび割れの上からコーキング材を塗れば直りますか

市販のコーキング材を上から塗るだけでは、十分な補修にならない場合があります。

古い材料の状態や施工されている場所によって、撤去して打ち替える方法と、既存部分を残して補う方法を使い分ける必要があります。

誤った材料を使用すると、塗料が付着しにくくなったり、補修部分が短期間で剥がれたりすることもあるため注意が必要です。

コーキングのひび割れは、すぐに雨漏りにつながりますか

ひび割れがあるからといって、必ず雨漏りしているとは限りません。

住宅の外壁は複数の部材で雨水の侵入を防いでいるため、表面のコーキングだけで判断することはできません。

ただし、劣化を放置してよいとは限らないため、ひび割れや剥離が目立つ場合は点検をおすすめします。

外壁塗装とコーキング補修は同時に行った方がよいですか

外壁塗装の際には足場を設置することが多いため、窓まわりや高所のコーキングも同時に確認できます。

ただし、すべてのコーキングを必ず交換するわけではありません。劣化状況を確認し、必要な範囲と施工方法を決めます。

写真だけでも相談できますか

北嶺建設では、LINEやメールから住宅の写真をお送りいただけます。

写真だけで工事の要否を確定することはできませんが、現地調査が必要な状態かを検討する材料になります。 窓まわりのひび割れが気になる方へ

窓まわりのコーキングは小さな部分ですが、外壁と窓枠の隙間をふさぐ大切な役割があります。

一方で、表面のひび割れだけを見て、補修が必要かどうかを正確に判断するのは簡単ではありません。

北嶺建設では、窓まわりのコーキングだけを見るのではなく、屋根、外壁、板金、付帯部分を含めて住宅全体の状態を確認します。

必要のない工事まで一律におすすめするのではなく、現在の劣化状況を確認し、優先順位を整理したうえで施工内容をご提案します。

「窓まわりにひびが見える」

「外壁塗装の時期か分からない」

「コーキングなのか、外壁そのもののひび割れなのか判断できない」

という段階でもご相談ください。

札幌市清田区を拠点に、札幌市内の屋根・外壁塗装、コーキング補修の現地調査とお見積もりを承っています。

LINEやメールから写真をお送りいただくことも可能です。

電話:011-889-2833
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この記事を書いた人

村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。 保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。