2階からピアノや大型家具を出せないときは?札幌近郊の仮設足場施工事例

2階からピアノや大型家具を出せないときは?札幌近郊の仮設足場施工事例

2階から大型家具を出せずに困っていませんか?

「2階に置いてあるピアノを外へ出したいが、階段を通らない」

「大きなソファやタンスを運び出そうとしたところ、玄関まで運べなかった」

「引越し業者から、通常の方法では搬出できないと言われた」

このような場合、建物の窓やベランダから、クレーンなどを使って搬出する方法を検討することがあります。

しかし、窓の外に作業員が立てる場所がなかったり、搬出物を安全に誘導できる作業空間が確保できなかったりすると、そのままでは作業を進められません。

今回は、札幌近郊の住宅で、2階に置かれていたグランドピアノを窓から搬出するために、北嶺建設が仮設足場を設置した施工事例をご紹介します。

今回の工事について

北嶺建設が担当したのは、搬出作業に必要な仮設足場の設置と撤去です。

グランドピアノの養生、吊り上げ、クレーンによる搬出、運搬は、ピアノを扱う専門業者が行いました。

2階のグランドピアノを階段から搬出できない

今回ご相談いただいたのは、住宅の2階に置かれていたグランドピアノの搬出です。

グランドピアノは重量が大きく、本体の形状も複雑です。住宅の階段や廊下を通って搬出しようとしても、曲がり角や天井の高さ、階段幅などによって運び出せないことがあります。

無理に動かせば、ピアノだけでなく、壁、床、階段、手すりなどを傷めるおそれもあります。

そこで今回は、2階の窓からクレーンで吊り下ろす方法が選ばれました。

ただし、窓から搬出するためには、窓の外側で作業員が安全に動き、ピアノの位置や吊り具を確認できる作業場所が必要です。

その作業場所を確保するため、窓の高さに合わせて仮設足場を設置しました。

北嶺建設が担当したのは「建物側の作業環境づくり」

ピアノの搬出は、ピアノ運送の専門業者が担当します。

一方で、住宅の外側に作業場所がない場合や、窓付近で作業員が安全に動けない場合は、運送業者だけでは対応が難しいことがあります。

今回、北嶺建設が担当したのは、次の作業です。

  • 建物と窓の位置を確認
  • 仮設足場の設置場所を確認
  • 搬出作業に必要な広さの足場を組み立て
  • ピアノ搬出後の足場解体
  • 作業場所周辺の確認と片付け

北嶺建設がピアノを運搬したのではなく、専門業者が安全に搬出作業を行えるよう、建物側の作業環境を整えました。

運送と建築では担当する範囲が異なるため、それぞれの専門業者が役割を分担して作業しています。

搬出する窓に合わせて仮設足場を設置

今回設置した仮設足場の大きさは、次のとおりです。

  • 幅:約3,600mm
  • 奥行:約1,800mm
  • 高さ:搬出する窓の位置に合わせて調整

窓の位置や敷地の状態を確認し、作業員が窓の外側で動ける広さを確保しました。

仮設足場は、ピアノそのものを載せるための台ではありません。

クレーンで吊り上げる際に、作業員が窓まわりで安全確認や誘導を行うための作業場所として設置しています。

足場の大きさや高さは、建物の形状、窓の位置、搬出物の大きさ、作業方法によって変わります。ほかの住宅でも同じ寸法になるわけではありません。

【写真挿入②:仮設足場を組み立てている写真】

グランドピアノを搬出した流れ

今回の作業は、次のような流れで行いました。

1.搬出する窓と周辺状況を確認

窓の位置、建物外周の広さ、足場を設置する地面の状態などを確認しました。

クレーン車を使用する場合は、車両を停める場所や周辺の安全確認も必要になります。

2.窓の高さに合わせて仮設足場を設置

作業員が窓の外側で安全に作業できるよう、必要な高さと広さを確保して足場を組み立てました。

3.専門業者がピアノを養生

ピアノの搬出を担当する専門業者が、ピアノ本体を保護するための養生と、吊り上げに必要な準備を行いました。

4.クレーンで窓から搬出

ピアノをクレーンで慎重に吊り上げ、窓から屋外へ搬出しました。

足場上の作業員とクレーンの担当者が位置を確認しながら作業を進めます。

5.搬出後に足場を解体

ピアノを無事トラックに積み込みました。

ピアノの搬出が完了したあと、仮設足場を解体し、周辺を確認して作業を終了しました。

ピアノ以外の大型家具でも応用できる場合があります

今回搬出したのはグランドピアノですが、住宅の階段や玄関を通らない物は、ピアノだけではありません。

例えば、次のような物です。

  • 大型ソファ
  • 婚礼タンスや大型収納家具
  • 大きなダイニングテーブル
  • 分解できない家具
  • 店舗や事務所の大型什器
  • リフォーム前に移動が必要な大型設備

ただし、すべての家具を窓から搬出できるわけではありません。

搬出物の重量や大きさ、窓の寸法、建物の状態、敷地の広さ、クレーン車を配置できる場所があるかなどによって、対応方法は異なります。

家具によっては分解して搬出できることもあるため、最初に家具店、引越し業者、ピアノ運送業者などへ確認することも必要です。

そのうえで、窓の外側に足場が必要、手すりなど建物の一部を確認する必要があると判断された場合は、建設会社が建物側の対応を検討します。

このようなときは建設会社への相談が必要になることがあります

次のような状況では、運送業者だけでなく、建物を確認できる建設会社への相談が必要になる場合があります。

  • 搬出する窓の外に作業場所がない
  • 2階や3階の窓から搬出する必要がある
  • ベランダや手すりが作業の妨げになっている
  • 足場を設置できるか分からない
  • リフォーム前に大型家具を移動させたい
  • 親の家を整理しているが、大型家具を外へ出せない
  • 店舗や事務所の改修前に大型什器を搬出したい

大切なのは、最初から「足場を設置すれば搬出できる」と決めつけないことです。

建物、敷地、搬出物、専門業者の作業方法を確認したうえで、足場が必要か、別の方法が適しているかを判断します。

ご相談時に分かると確認しやすいこと

ご相談の際は、次の情報があると状況を確認しやすくなります。

  • 搬出したい物の種類
  • おおよその幅、奥行、高さ
  • 搬出物が置かれている階
  • 搬出を予定している窓の写真
  • 住宅外観と窓まわりの写真
  • 建物と道路の間の広さ
  • 運送業者や専門業者が決まっているか
  • 希望する作業時期

LINEやメールで写真を送っていただくと、初期段階で状況を把握しやすくなります。

ただし、写真だけでは地面の状態や正確な寸法、安全条件までは判断できないため、正式な施工方法や見積もりには現地確認が必要です。

仮設足場を設置できない場合もあります

建物の周囲に十分な広さがない場合や、足場を設置する地面が安定していない場合などは、希望する位置に足場を設置できないことがあります。

また、次のような条件も確認が必要です。

  • 隣地との距離
  • 道路や駐車場所の状況
  • 電線や樹木など周辺の障害物
  • 窓の大きさ
  • 建物外壁や窓まわりの状態
  • 積雪や凍結など季節による作業条件
  • マンションや賃貸住宅の場合の管理規約や許可

現地を確認した結果、足場以外の方法を検討したほうがよい場合や、対応が難しい場合もあります。

安全に関わる作業のため、現地の条件を確認せずに施工を約束することはできません。

よくあるご質問

ピアノの運搬も北嶺建設に依頼できますか?

今回、北嶺建設が担当したのは、ピアノ搬出のための仮設足場の設置と撤去です。

ピアノの養生、吊り上げ、運搬は、ピアノを扱う専門業者が行いました。お問い合わせの際は、ピアノ運送業者が決まっているかもお知らせください。

仮設足場の設置だけでも相談できますか?

建物や敷地の状況、足場を使用する作業内容によって判断します。

足場を設置する目的や、実際に作業する専門業者の施工方法を確認したうえで、対応の可否を検討します。

ピアノ以外の大型家具でも相談できますか?

大型ソファ、タンス、店舗什器など、通常の搬出経路を通らない物についても、建物側の作業環境を整えられる場合があります。

ただし、家具の搬送や吊り上げは、搬出物を扱える専門業者への依頼が必要です。

ベランダから搬出することはできますか?

ベランダの構造、手すりの高さ、搬出物の大きさ、クレーンの位置などによって異なります。

ベランダがあるから搬出できるとは限らないため、現地確認が必要です。

写真だけで見積もりできますか?

写真からおおよその状況を確認することはできますが、安全な施工方法や正確な見積もりを判断するためには、原則として現地確認が必要です。

2階から出せない大型家具でお困りの方へ

階段や玄関を通らない大型家具やピアノは、無理に動かすと、家具だけでなく住宅の壁や床、階段を傷めるおそれがあります。

まずは搬出物を扱う専門業者に相談し、窓やベランダからの搬出が必要と判断された場合は、足場など建物側の準備について建設会社へご相談ください。

北嶺建設では、札幌市および近郊で、住宅や建物の状況を確認しながら、特殊な搬出作業に必要な仮設足場の設置を検討しています。

「どこに相談すればよいか分からない」

「運送業者から、窓の外に作業場所が必要だと言われた」

「リフォーム前に大型家具を移動させたい」

このような場合は、搬出したい物、建物の場所、現在の状況が分かる写真を添えてお問い合わせください。

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この記事を書いた人

村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。 保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。