高齢の親が暮らす実家の外階段に手すりを|雪が降る前に備える札幌の施工事例
「親が外階段を上るとき、壁や門柱につかまっている」
「階段の前で足元を確かめてから、ゆっくり上り下りしている」
「冬になる前に手すりを付けたいが、どこに頼めばよいのかわからない」
このような様子が見られる場合は、外階段への手すり設置を早めに検討したほうがよいかもしれません。
札幌では、雪が積もると階段の段差が見えにくくなり、踏み固められた雪や凍結によって足元がさらに不安定になります。
特に高齢の方にとっては、わずか数段の階段でも毎日の大きな負担になります。
転倒してから対策するのではなく、雪が降る前の歩きやすい時期に現地を確認し、手すりを取り付けておくことが大切です。
今回は、玄関から道路まで続く外階段に手すりを後付けした施工事例をご紹介します。

高齢の親が暮らす実家に、早めに手すりを付けたい
今回のような外階段手すりのご相談は、実際にその家で暮らしている親御さん本人よりも、離れて暮らすご家族から寄せられることがあります。
親御さんは不便を感じていても、
「まだ自分で上れるから大丈夫」
「手すりを付けるほどではない」
「工事を頼むのは大げさではないか」
と考え、我慢している場合があります。
しかし、ご家族から見ると、階段を上るときに壁へ手を付いたり、一段ずつ慎重に足を運んだりする姿は心配なものです。
次のような様子が見られたら、手すり設置を考える時期です。
・階段を上るときに壁や門柱につかまっている
・下りるときに身体が前へ傾いている
・荷物を持ったまま階段を使うのが難しい
・雨の日や霜が降りた日に外出を控えている
・膝や腰の痛みがあり、段差をつらそうにしている
・冬の階段の上り下りを本人も家族も心配している
外階段の手すりは、転倒を完全に防ぐものではありません。
それでも、身体を支える場所があることで、階段の上り下りに対する不安を軽減できます。
札幌では雪が降る前の相談をおすすめします
外階段の手すりは、冬になってから必要性を強く感じる設備です。
しかし、実際には雪が積もってからではなく、積雪前に相談を始めるほうが適しています。
雪や氷で階段や取付部分が覆われると、階段の形状、下地、傷み具合、固定できる位置などを正確に確認しにくくなるためです。
また、秋から冬にかけては、同じように「雪が降る前に付けたい」という相談が重なることがあります。
すぐに取り付けたい場合でも、現地調査、取付方法の検討、部材の準備、施工日の調整が必要です。
冬の転倒が心配な場合は、雪の便りを聞いてからではなく、夏から秋のうちにご相談ください。
今回の外階段は既製品をそのまま付けられない形状でした
今回の住宅には、玄関から道路まで続く6段の外階段がありました。
階段の両側には自然石を積んだ腰壁があり、階段そのものも緩やかな曲線を描くアール形状でした。
直線的な階段であれば、一般的な手すりを設置できることもあります。
しかし、今回のような曲線の階段では、既製品をそのまま取り付けるだけでは、手すりの高さや握る位置が階段に合わない可能性があります。
また、自然石の腰壁に固定するため、見た目だけではなく、手すりに体重をかけても支えられる固定方法を考える必要がありました。

階段の形に合わせて手すりの固定方法を検討
外階段の手すりは、ただ棒を取り付ければよいわけではありません。
実際に使う方の身体の向き、階段を上るときと下りるときの手の位置、階段の幅、段数、下地の状態などを確認し、設置位置を決めます。
今回の工事では、自然石の腰壁の一部を必要な範囲だけ取り外し、ステンレス製の箱形基礎を埋め込みました。
この基礎を使ってブラケットを固定し、手すりを支える強度を確保しています。
自然石を大きく壊してしまうと、階段まわりの見た目が変わってしまいます。
そのため、撤去する範囲をできるだけ小さくし、既存の外観になじむように施工しました。


握りやすさと屋外での耐久性を考えた手すり
今回使用した手すりは、鉄製の芯材を半硬質樹脂で覆った直径34mmのタイプです。
金属が直接露出している手すりよりも握りやすく、屋外階段でも手を添えやすい仕様です。
色は周囲の自然石や階段になじむチョコレート色を選び、ブラケットにはステンカラーを採用しました。
高齢者向けの設備だからといって、必要以上に大きく目立たせるのではなく、住宅の外観になじむ仕上がりを目指しています。
また、階段のアールに沿って自然に手を移動できるよう、ブラケットの位置や手すりの角度を細かく調整しました。

工事後は階段の上り下りを支えられるようになりました
完成後は、玄関側から道路側まで手を添えながら移動できるようになりました。
手すりが階段や自然石の腰壁になじみ、後から取り付けた設備だけが大きく目立つこともありません。
お客様からも、
「仰々しくなく、すっきり取り付けられていてうれしいです」
とのお言葉をいただきました。
今回のように形が曲がった階段や、石積みの腰壁がある住宅でも、現場に合った固定方法を選ぶことで、手すりを取り付けられる場合があります。
「この階段には付けられないのでは」と判断する前に、まずは現地の状態を確認することが重要です。


「できるだけ早く付けたい」ときは階段の写真をお送りください
高齢の親御さんが暮らす住宅では、次に雪が降るまで待つのではなく、できるだけ早く対策したいと考えるご家族も多いと思います。
北嶺建設では、札幌市内および札幌近郊で、住宅の外階段手すりについてご相談を承っています。
お問い合わせの際に、次の写真をLINEやメールで送っていただくと、現地調査前の確認が進めやすくなります。
・階段全体が見える写真
・階段を正面から撮影した写真
・階段の左右にある壁や塀の写真
・手すりを付けたい側の写真
・階段と玄関、道路との位置関係がわかる写真
写真だけで正式な施工方法や金額を決めることはできませんが、設置できそうな位置や、現地で確認すべき点を事前に整理できます。
ご相談から手すり取付までの流れ
1.電話・LINE・お問い合わせフォームから相談
外階段の段数、親御さんのご年齢や身体の状態、いつごろまでに取り付けたいかをお知らせください。
2.階段の写真を確認
LINEやメールで写真を送っていただけます。
3.現地調査
階段の形、固定できる下地、手すりの高さ、設置する側などを確認します。
4.取付方法と見積りをご案内
既製品で対応できるか、現場に合わせた加工や基礎工事が必要かを判断します。
5.施工日の調整
使用する部材と施工方法を決め、工事日を調整します。
6.手すり取付工事
現場の条件によって異なりますが、工事そのものは比較的短期間で完了する場合があります。
外階段の手すりについてよくあるご質問
外階段に手すりを付けるまで、どのくらいかかりますか?
現地調査後、部材の準備と施工日の調整が必要です。
工事日数は階段の形状や固定方法によって異なります。設置を急いでいる場合は、ご希望の時期を最初のお問い合わせ時にお知らせください。
ただし、安全性を確認せずに急いで取り付けることはできません。できるだけ早い時期に相談を始めることが、結果的に早い設置につながります。
曲がった階段にも手すりを付けられますか?
今回のようなアール形状の階段でも、取付位置やブラケットの配置を調整することで設置できる場合があります。
階段の曲がり方、腰壁の材質、固定できる下地によって施工方法が異なるため、現地調査が必要です。
石やタイルでできた階段にも取り付けられますか?
取り付けられる場合があります。
ただし、表面の石やタイルだけに固定すると十分な強度を確保できないことがあります。下地の状態を確認したうえで、基礎を設けるなど、現場に合った方法を検討します。
手すりは階段の左右どちらに付ければよいですか?
実際に使う方がどちらの手で身体を支えやすいか、階段を上るときと下りるときの動作、玄関ドアの位置などを確認して決めます。
必ず右側または左側と決まっているわけではありません。
冬になってからでも取り付けられますか?
積雪量、凍結状態、固定部分の状況によっては施工できる場合もあります。
ただし、雪や氷で下地を確認できない場合や、施工条件が整わない場合もあります。冬の使用を考えている場合は、積雪前の相談をおすすめします。
雪が降る前に、親御さんの外階段を確認してください
外階段は、家族が普段一緒に暮らしていないと、危険に気づきにくい場所です。
帰省した際には、親御さんが階段のどこにつかまり、どのような姿勢で上り下りしているかを確認してみてください。
壁や門柱に手を付きながら移動している場合や、階段の前で立ち止まることが増えている場合は、手すり設置を検討する目安になります。
北嶺建設では、一般的な直線階段だけでなく、アール階段、自然石の腰壁、タイル階段など、取付方法を判断しにくい外階段についても現地を確認します。
雪が積もってから慌てて探すのではなく、階段の状態を確認できる時期にご相談ください。
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村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。
保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。

