恵庭市のお客様から「庭木が大きくなりすぎて、隣のお宅に枝が迫っているんです」とご相談をいただきました。樹木伐採は、切るだけなら比較的シンプルに見えますが、狭い場所・境界線近く・建物が隣接している条件が重なると、段取りと安全管理が仕事の大半を占めます。この記事では、恵庭市で対応した一式施工の流れをご紹介します。
- ブロック塀沿いの高木伐採で気をつけるべきポイント
- 伐採から下草刈り払い・産廃処理までの工事の流れ
- 廃材処理ルートを持つ建設会社に頼むメリット
- 費用目安と工事の際に確認しておきたいこと
現場の状況|高木が塀を越え、足元は草だらけ
外から見た庭の様子

現地に着いて最初に確認したのは、高さと周囲の障害物です。ブロック塀沿いに植わった高木が、見上げるほどに育っていました。枝は建物の壁面ギリギリまで伸び、隣地側にも大きくはみ出している状態。「毎年少しずつ大きくなって、気がついたら手が届かなくなった」というのは、このご相談でよく聞く言葉です。
外から見ると、緑が豊かでむしろ美しく見える。ここで迷うんです。この景観を活かしながら、安全に整えるか。それとも根本から数を減らすか。お客様のご要望と、隣地・建物へのリスクを天秤にかけながら、方針を決めていきます。

角度を変えて確認すると、塀との間隔・幹の太さ・枝の広がり方がより鮮明に見えてきます。特に幹が複数に分かれている木は、どの枝から落としていくかの順番が重要です。高いところから順に、重さをコントロールしながら処理していく。それが狭い庭での基本的な考え方です。
足元の状況|下草が覆い尽くす地面

地面の状況も確認します。下草と低木が入り組んで、足元がまったく見えない状態でした。草の中に何があるか分からない。石・段差・排水溝の蓋など、踏み込んでみないと分からないものが隠れていることがあります。伐採作業中に足を滑らせたら、それだけで事故になる。だから足元の整理は、本作業の前段階として必ずやります。
また、伸び放題の下草は、落ち葉や枯れ枝が積もりやすい環境をつくります。放置すれば害虫の温床にもなる。見た目の問題だけではないんです。
工事の流れ|上から順に、安全に区切りながら
樹種・高さ・幹の太さ・根元の状態を確認します。同時に、建物の外壁との距離、隣地境界線の位置、ブロック塀の強度も目で見て判断します。枝を落とす方向と、万が一の際の退避経路をこの段階で決めておきます。段取り八部、という言葉を私はよく口にしますが、樹木伐採はまさにこの現地確認の精度で仕事の質が決まります。
建物の外壁や塀に近い部分には養生シートを張り、作業エリアを確保します。幹をどの方向に倒すか、もしくは玉切り(短く区切ること)で処理するかを決めます。今回のように建物と塀に囲まれた狭い敷地では、大きく倒すスペースがないため、上から枝を落として幹を小分けにしながら降ろす方法をとりました。
高い位置の枝から順にチェーンソーで払っていきます。重い枝を一気に落とすのではなく、先端から少しずつ切り詰めて重さをコントロールするのがポイントです。幹は安全に扱える長さに玉切りし、塀や建物に当たらないよう慎重に降ろします。防護具(ヘルメット・保護メガネ・チャップス)は省略しません。見えてない部分を読むという点では、チェーンソーの刃の跳ね返りも同じ。想定外は前提として動いています。
高木の処理が済んだら、刈り払い機で足元の下草と低木を整理します。草丈があり入り組んだ状態でしたが、地面が見えてくると庭全体の印象が大きく変わります。今回のお客様のご要望のひとつが「樹木に陽が当たるようにしたい」でした。下草を刈ることで地面への光の入り方が変わり、残した樹木の健康にもつながります。
枝葉・幹・草を分別してトラックに積み込み、産業廃棄物として適正ルートで処理します。「切ったら終わり」ではなく、搬出・処理まで含めて完結させるのが私たちのやり方です。廃材処理ルートを自社で確保している建設会社だからこそできる、ワンストップの対応です。処理費用も見積に含めてご提示しているので、後から「処分代が別途かかります」という話にはなりません。
細かい枝葉・木屑を清掃し、地面をきれいな状態でお引き渡しします。お客様に仕上がりを確認していただき、気になる箇所があればその場で対応します。今回は完了後に「こんなに広くなるとは思わなかった」とおっしゃっていただきました。作業前と後で、同じ庭がまるで別の場所のように見えることがあります。それがこの仕事の手応えです。
施工後の様子|地面まで光が届く庭に

下草を刈り終えた後の状態です。作業前は地面が見えなかった場所が、すっきりと開けています。残した樹木の足元まで光が届くようになりました。枝葉が飛び散った状態から清掃まで終えると、ここまで変わります。
ただ、正直に言うと、この「どこまでやるか」の判断はいつも難しいと感じています。お客様によっては「できるだけ自然な雰囲気を残したい」という方もいれば、「すっきり見通しよくしたい」という方もいる。作業前に意向を確認して、どのラインで仕上げるかを共有しておくことが、お引き渡し後のすれ違いを防ぎます。
今回の費用目安(ご参考)
今回の見積内訳は、植栽剪定作業費・下草刈り払い作業費・産廃廃棄物処理費および運搬費・諸経費で構成されており、税込総額は60,500円でした。樹木の本数・高さ・草の量・搬出距離によって費用は変わりますので、あくまで目安としてご参照ください。現地確認後に正式なお見積りをご提示します。
樹木の本数・高さ・隣地への越境状況・作業スペースの広さによって、費用・工期は大きく変わります。特に建物や塀に密接している場合は、通常より慎重な作業が必要になります。インターネット上の相場だけで判断せず、現地確認をお勧めします。
工事部長として気になったこと|越境は「見た目」より「関係」の問題
枝の越境は、知らないうちに進む
今回の現場で感じたのは、庭木の越境問題は「気づいた時にはすでに進んでいる」ということです。イチイのような常緑の高木は、落葉しないぶん年間を通じて少しずつ成長します。毎年の変化は小さくても、5年・10年と経つと近隣に相当なプレッシャーをかけていることがある。
以前、別の現場で剪定の依頼を受けたとき、お客様から「実は隣のご家族から一度言われていたんですが、どうしていいか分からなくて」と話してくださったことがありました。言葉にしない近隣の困りごとを察して、早めに動くことがご近所関係の維持につながると、そういう現場を見るたびに思います。
廃材処理は「どこに出すか」が実は大事
樹木伐採の相談を受けるとき、「切ってもらえればあとは自分で処分します」とおっしゃるお客様がいます。気持ちは分かります。でも、大量の枝葉と幹材を一般家庭で処分するのは、思っている以上に大変です。自治体の可燃ごみで出せる量には限りがある。軽トラを持っていても、何往復もかかることがある。
私たちは産業廃棄物の処理ルートを自社で確保しているので、発生した廃材を適正に処理して搬出するところまで一括で対応できます。餅屋は餅屋、という考え方で、廃材処理は専門ルートに乗せるのが結果的に早くて確実です。
まとめ|「切ったら終わり」ではない樹木伐採
今回の恵庭市での樹木伐採は、高木の枝払い・幹の玉切りから、下草刈り払い、産廃処理・搬出、地面の清掃まで一式で対応しました。
作業で気を使ったのは3点です。
- 高い位置から順に枝を払い、重さをコントロールしながら処理すること
- 建物・塀・隣地境界を傷めないよう養生と退避ルートを事前に設定すること
- 廃材を産業廃棄物として適正に分別・搬出し、きれいな状態でお引き渡しすること
「庭木が手に負えなくなってきた」「隣のお宅に枝が越境しているのが気になる」──そういうタイミングで、一度現地を見せていただくことをお勧めします。現地確認後にお見積りをご提示しますので、まずはお問い合わせください。
よくあるご質問
「伐採の費用はどのくらいかかりますか?」(または「料金はどう決まりますか?」)
樹木の本数・高さ・作業スペースの広さ・廃材の量によって変わります。今回の事例では伐採・草刈り・産廃処理を含む一式で税込60,500円でした。現地確認後に正式なお見積りをご提示しています。
重機が入れないような狭い場所でも伐採できますか?
対応できます。狭い場所では高い位置から順に枝を払い、幹を短く区切って重さをコントロールしながら処理します。ただし状況によっては作業方法や工期が変わりますので、事前の現地確認が必要です。
「対応エリアはどこですか?」(または「うちの地域も来てもらえますか?」)
札幌市・清田区を中心に、恵庭市をはじめ近郊エリアで対応しています。対応可能範囲については、お問い合わせの際にお知らせいただければ確認の上ご回答します。
伐採や草刈りで出た廃材の処分まで、まとめてお願いできますか?
対応しています。産業廃棄物の処理ルートを自社で持っているため、伐採・草刈り・廃材の搬出・適正処理まで一式でお引き受けできます。恵庭市・札幌市近郊のご相談はお気軽にどうぞ。
隣の家との境界を越えて伸びてきた枝の処理も相談できますか?
ご相談いただけます。越境している枝の処理は、作業スペース・高さ・隣地との関係によって方法が変わります。現地を確認してからお見積りをご提示しますので、まずは現地確認をお申し付けください。

村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。
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