南区のキッチン水漏れ、原因は排水管の油汚れだった

南区でキッチン排水管洗浄 半年続いた水漏れがついに解消|有限会社北嶺建設

工事部長の村松です。キッチン 水漏れの相談を受けたのは、真冬に一度別の業者が排水管を洗浄したにもかかわらず、症状がぶり返したという札幌市南区のお宅からでした。シンク下の収納にじわりと水が染み出す状態が半年近く続き、掃除のたびに濡れた床材を拭く生活を強いられていたそうです。

表面上の洗浄だけでは解消しない詰まりが配管の奥に残っていることは珍しくなく、今回もまさにそのケースでした。当社にご連絡をいただいた時点で既に一度洗浄を終えている分、原因の切り分けは簡単ではありません。外部の排水桝から管内カメラを入れて調べ直したところ、想像を超える量の油の塊が見つかりました。

この記事でわかること

  • 洗浄後に水漏れが再発する典型的な原因
  • 外部トラップからの管内カメラ調査と高圧洗浄の流れ
  • 油の塊が排水管内で成長する仕組み
  • 再発を防ぐために家庭でできる注意点

キッチン 水漏れが半年も再発した理由

一度目の洗浄では排水管表面の流れだけを回復させており、内壁にこびりついた油の塊を取り切れていなかったことが、水漏れの再発した理由でした。

洗浄業者が使う高圧洗浄機はホースを通した水流で汚れを押し流しますが、配管の曲がり角や合流部に油脂が層状にこびりついていると、表面だけ流れを取り戻して詰まりが解消したように見えることがあります。特に冬場は排水管内の水温が下がりやすく、溶けていた油分が急速に固まって内壁に張り付く条件がそろいます。札幌市南区のように寒暖差の大きい地域では、この現象がより起きやすい印象です。

洗浄方法効果の範囲
表面的な高圧洗浄のみ水の通り道を一時的に確保できるが、内壁の油塊は残ることがある
管内カメラ調査を伴う洗浄詰まりの位置と量を確認しながら除去でき、再発の芽を断ちやすい

今回もこのケースに近く、洗浄済みという前情報だけを鵜呑みにせず、まず配管内部をカメラで確認するところから作業を始めることにしました。

外部トラップからの高圧洗浄と管内カメラ調査

施工は敷地内の排水桝にカメラを入れて詰まりの位置を確認し、外部トラップ側から高圧洗浄を行った後、再度カメラで内部を確認する流れで進めました。

現場に着いてまず行ったのは、札幌市南区の住宅街に建つこのお宅で、キッチンの排水がつながる屋外の排水桝の位置確認です。マンホール状の蓋を開けると、油分特有の白っぽい塊が桝の内壁にもこびりついているのが見て取れました。

札幌市南区のキッチン 水漏れ現場、屋外の排水桝でカメラ調査の準備をする様子
札幌市南区のキッチン 水漏れ現場、屋外の排水桝でカメラ調査の準備をする様子
排水桝に管内カメラを挿入し、配管内部の詰まりを確認する様子
排水桝に管内カメラを挿入し、配管内部の詰まりを確認する様子
桝の中を覗き込みながらワイヤー式カメラのケーブルを操作する様子
桝の中を覗き込みながらワイヤー式カメラのケーブルを操作する様子

ワイヤー式の管内カメラを桝から挿入し、配管の奥へと進めながらモニターで詰まりの状態を確認します。画面越しに見える範囲だけでも、通常の排水汚れとは異なる量の付着物があることが分かりました。

STEP
現地調査と原因の切り分け

過去の洗浄履歴を確認しつつ、屋外の排水桝と屋内の配管の両方から詰まりの状態を確認しました。

STEP
外部トラップからの高圧洗浄

排水桝側から高圧洗浄機を挿入し、配管内の油脂と付着物を崩しながら押し流しました。

STEP
管内カメラによる内部確認

洗浄の合間にカメラを通し、詰まりの位置と量、配管の勾配や継手の状態も併せて確認しました。

STEP
キッチン下の配管点検と仕上げ洗浄

シンク下の排水トラップも取り外して内部を点検し、局所的な油汚れを手作業でも除去しました。

STEP
漏水試験と最終カメラ確認

通水と着色水による漏水試験を行い、水漏れが再発しないことを確認したうえで最終のカメラ映像を記録しました。

使用した機材とキッチン下の点検

現場ではマキタの充電式ライトと工具、耐油性の手袋、ワイヤー式管内カメラを使い分けながら、屋外と屋内の両方から原因を追いました。

シンク下の収納は奥行きが浅く光が届きにくいため、充電式のワークライトを排水管の真下に据えて手元を確保しました。工具はコード付きの電動工具だと収納内で取り回しにくいため、バッテリー式を選んでいます。

キッチン下の収納にライトを当てて排水管の状態を点検する様子
キッチン下の収納にライトを当てて排水管の状態を点検する様子
充電式ワークライトと工具を使ってシンク下の排水管を作業する様子
充電式ワークライトと工具を使ってシンク下の排水管を作業する様子

屋外の桝からの洗浄だけで済ませず、屋内側からも点検したのは、排水トラップの継手部分に油が固着しているケースがあるためです。見える範囲を洗浄しても、Sトラップの奥や合流部分に汚れが残っていると、しばらくしてまた水位が上がってくることがあります。

排水管の中から出てきた油の塊

実際に引き上げたのは、配管の断面をほぼふさぐほどの量の油の塊で、長期間かけて層状に固まっていたことがうかがえました。

排水管の中から引き上げられた大量の油の塊
排水管の中から引き上げられた大量の油の塊

写真の白っぽい塊が、冷えて固まった油脂です。新しい油が流れるたびに古い層の上に重なり、配管の内径を少しずつ狭めていきます。詰まりが完全にふさがる前は、排水の流れが遅くなる、キッチン下から異臭がするといった予兆が出ることが多い印象です。今回のお宅でも、水漏れの前に排水の流れが悪くなる時期があったとのことでした。

この状態まで進むと、表面の洗浄だけでは配管の奥に残った塊まで届かないことがあります。今回は量が多かったため、高圧洗浄とカメラでの位置確認を何度か往復しながら、崩した油塊を確実に排出することを優先しました。

洗浄後の確認とお客様の声

洗浄後は管内カメラで内部が滑らかになったことを確認し、着色水を使った漏水試験でも異常がないことを確かめてから作業を終えました。

高圧洗浄後にカメラで確認した、汚れが取れてきれいになった配管内部
高圧洗浄後にカメラで確認した、汚れが取れてきれいになった配管内部

写真は洗浄後にカメラで撮影した配管内部です。以前の油塊が張り付いていた壁面がすっきりとし、光を反射する金属管の内側まではっきり映るようになりました。この状態を確認できて初めて、詰まりの根本原因を取り除けたと判断しています。

排水管の中がどうなってるかもわかり、綺麗になっていることも確認できたので安心でした。半年間ずっとストレスでしたが解放されてうれしいです。

お客様

キッチンの油汚れは毎日の生活の中で少しずつ蓄積するものです。油を直接流さないことはもちろんですが、一度水はけが悪くなったと感じた段階で、内部を確認できる業者に相談することが、水漏れという形で表面化する前に対処できる分かれ目になると感じています。札幌の冬は油が固まりやすい環境なので、この点は市内どのお宅でも共通する注意点です。ただし、この方法でも改善しないほど配管自体が劣化しているケースもあるため、症状が長引く場合は配管の交換まで含めて検討する必要があります。

よくある質問

一度洗浄してもらったのにまた水漏れがするのはなぜですか?

表面上の流れだけが回復し、配管内壁に張り付いた油の塊が残っているケースが多い印象です。管内カメラで内部を確認しないと、残った汚れに気づきにくいことがあります。

キッチンの油汚れはどのくらいで詰まりますか?

油を流す頻度や配管の勾配によって大きく変わるため一概には言えませんが、冬場は油が冷えて固まりやすく、蓄積が早まる印象です。

管内カメラ調査はどんなときに必要ですか?

洗浄しても症状を繰り返す場合や原因箇所が特定できない場合に有効です。目視できない配管内部の状態を確認しながら作業を進められます。

費用はどのくらいかかりますか?

現場の状況により変動しますが、当社で対応した範囲では55,000円(税込)程度になったケースもあります。詳しくは現地確認後にお見積りいたします。

水漏れを放置するとどうなりますか?

下地の腐食やカビ、階下への漏水など二次被害につながる場合があります。水はけの悪さを感じた段階で早めに相談いただくのが安心です。

この記事を書いた人

村松 拓海
札幌市清田区の総合建設業・有限会社北嶺建設 工事部長。
関東でクレーンオペレーター8年を経て北海道へ。
移動式クレーン運転士、石綿含有建材調査者、車両系建設機械ほか保有。
排水管洗浄からリフォーム、除排雪まで、札幌の住まいの困りごとに現場目線で対応しています。



📩 まずはお気軽にお問い合わせください

私たちがお伺いしますの画像

📞 電話:011-889-2833
📧 メール:info@re-hokurei.com
お問い合わせはこちらから
📷LINEやメールからの写真送信OK!