札幌市厚別区で進めていた中古マンションリフォームが完成しました。
これまでの記事では、プラン決定から解体工事までの様子、そしてキッチン設置やワークスペース工事など、完成前の途中経過をご紹介してきました。
今回は、その続きとして、完成後の室内の様子をご紹介します。
中古マンションを購入したあと、入居前にリフォームをしてから住み始めたいというご相談は多くあります。
今回の工事でも、古くなった水まわりを新しくし、使いにくかった収納や和室を見直しながら、毎日の暮らしに合う住まいへ整えていきました。


今回のリフォーム概要
今回の現場は、札幌市厚別区の中古3LDKマンションです。
築年数が経ったマンションでしたが、間取りをすべて大きく変えるのではなく、既存の条件を活かしながら、使いにくい部分を改善していく計画で進めました。
主な工事内容は、次の通りです。
- キッチン交換
- ユニットバス交換
- 洗面化粧台交換
- トイレ交換
- 和室からワークスペースへの変更
- 押し入れを活用したウォークインクローゼット新設
- 収納計画の見直し
- 天井・壁クロス張り替え
- 床の一部仕上げ変更
- ダウンライト設置
- 暖房器具交換
- エアコン設置
- 既存建具の塗装
工期は約2か月です。
工事費用は、当時の施工内容で500万円〜600万円ほどでした。
※現在は設備価格や資材価格が変わっているため、同じ内容でも金額が変わる場合があります。正確な費用は、現地確認後のお見積りとなります。


玄関|収納を見直して明るく広い印象に
まずは玄関です。
リフォーム前は、下駄箱の裏側に物入れがあり、玄関まわりに少し圧迫感がありました。
今回はその物入れを撤去し、玄関を広く使えるようにしています。
新しい下駄箱は、上部のウォールキャビネットと下部のベースキャビネットを組み合わせ、収納力を確保しました。
収納量を増やしながらも、見た目はすっきりとした印象になっています。
玄関は家に入って最初に目に入る場所です。ここが明るく整うだけで、住まい全体の印象も大きく変わります。



ホール・廊下|既存の床を活かして白い建具で統一
今回のリフォームでは、床をすべて張り替えたわけではありません。
状態を確認したうえで、既存の床を活かせる部分はそのまま使っています。
その代わり、建具や枠を白く整え、既存の床色と合うように仕上げました。
床を残す場合でも、壁紙や建具の色を調整することで、室内全体に統一感を出すことができます。
すべてを新しくするのではなく、使えるものは活かす。
これも、マンションリフォームでは大切な考え方です。



洗面所|洗面化粧台交換とカウンター設置で使いやすく
洗面所には、リクシルの洗面化粧台「ピアラ」を採用しました。
以前は、キッチンと洗面所を行き来できる開口部がありましたが、今回のリフォームではその部分を壁で塞ぎ、カウンターを設置しています。
このカウンターは、使い方を固定しすぎないようにしました。
下には、ゴミ箱、収納ボックス、椅子などを置くことができます。
洗面所は、洗面・脱衣・洗濯まわりの作業など、家の中でも使う頻度が高い場所です。
そのため、見た目だけではなく、実際に使うときの動きや収納のしやすさを考えておくことが大切です。



浴室|ユニットバスとTES熱源機を交換
ユニットバスは、パナソニックのAWEを採用しました。
シンプルで使いやすく、毎日の入浴がしやすい浴室です。
あわせて、給湯や暖房に関わる北ガスのTES熱源機も交換しました。
札幌のマンションリフォームでは、浴室本体だけでなく、給湯・暖房設備も確認しておく必要があります。
浴室だけを新しくしても、熱源機が古いままだと、後から不具合が出る可能性があります。
水まわりをまとめて工事する場合は、関連する設備も一緒に確認しておくと安心です。



トイレ|内装も器具も一新して清潔感のある空間に
トイレは、便器、タオルリング、ペーパーホルダーを交換しました。
さらに、手すりも新たに取り付けています。
床のクッションフロア、天井・壁のクロスも張り替え、清潔感のある空間に仕上がりました。
トイレは小さな空間ですが、床・壁・器具をまとめて変えると印象が大きく変わります。
毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさや明るさも大切です。


和室をワークスペースへ|今の暮らしに合う使い方へ変更
今回のリフォームで大きなポイントになったのが、和室をワークスペースへ変更したことです。
リビング横に和室があるマンションは多くあります。
以前は、来客用や寝室として使いやすい間取りでしたが、最近では「和室をあまり使わない」というご相談も増えています。
今回は、和室の位置は大きく変えず、段差を解消し、落ち着いて作業ができるワークスペースへ整えました。
ワークスペースの入口には、アイアンブラックの枠を使った上吊り引戸を採用しています。
ガラス部分にはアクリル系パネルを使用し、重くなりすぎず、リビングまわりになじむ仕上がりになりました。
室内には、カウンターやネット配線も設けています。
在宅ワーク、書き物、趣味の作業、子どもの勉強など、暮らしに合わせて使いやすいスペースです。
床にはカーペットを敷き、照明はダウンライトで仕上げました。
和室の面影を残すのではなく、今の生活に合う実用的な空間に変わりました。





カウンター・ネット配線

押し入れを活用してウォークインクローゼットへ
和室にあった押し入れは、洋室側から使えるウォークインクローゼットへ変更しました。
収納は、ただ量を増やせばよいわけではありません。
どの部屋から使うのか、何をしまうのかによって、使いやすさが変わります。
今回は、洋室側から出入りできる収納にすることで、衣類や日用品をしまいやすい空間になりました。
また、上部にはランマ用の窓を設けています。
収納量を確保しながら、リビングと洋室の風の通りにも配慮しました。


去して明るいオープンキッチンへ
キッチンについては、当初アイランドキッチンも検討しました。
しかし、現地調査の結果、パイプスペースなどの制約があり、キッチンを大きく移動することは難しい状況でした。
マンションでは、排水管やパイプスペースの位置によって、水まわりの移動に制限があります。
そのため今回は、キッチンの位置を大きく変えるのではなく、既存の位置を活かしながら改善する計画としました。
横の壁と下がり壁を撤去したことで、閉鎖的だったキッチンが、リビング・ダイニングとつながる明るい空間になりました。
「位置を変えられないから何もできない」ということではありません。
現地の条件を確認し、できる範囲で工夫することで、暮らしやすさは大きく変わります。


キッチン|奥行き60cmで使いやすく、背面収納も確保
キッチンは、限られたスペースを有効に使えるように計画しました。
システムキッチンの奥行きは60cmです。
ワークトップとシンクにはステンレスを採用し、清潔感と使いやすさを重視しています。
水栓はハンドシャワータイプを取り付け、ガス調理機器はガラストップタイプを採用しました。
ガス調理機器の前にはガラスパネルを設置し、油はね対策と見た目のすっきり感を両立しています。
背面には冷蔵庫置き場を設け、その横にカウンターと棚を取り付けました。
炊飯器、電子レンジ、電気ケトルなど、キッチンまわりで使う家電を置きやすい計画です。
日常的に使うものの置き場所を決めておくことで、キッチン全体が散らかりにくくなります。




リビング・ダイニング|既存床を活かして落ち着いた空間に
リビングとダイニングの床は、既存の床を活用しました。
一方で、天井と壁のクロスは張り替えています。
リビングの壁一面には、シックなグレーのクロスを採用しました。
全体を明るくしながら、一面だけ落ち着いた色を入れることで、空間に締まりが出ています。
照明にはダウンライトを取り入れ、天井まわりもすっきりとした印象になりました。
リビングの入口ドアは、アクセントになる色で塗装しています。
既存の建具を活かしながら、塗装で印象を変えることで、空間全体に統一感を持たせました。




洋室|落ち着いたクロスとカーペットで整えました
洋室は、床にカーペットを敷き、天井と壁のクロスを張り替えました。
グレー系のクロスを使い、一面だけ濃いグレーを採用しています。
落ち着いた雰囲気を出しながら、部屋にアクセントを加えました。
寝室や個室は、派手さよりも落ち着いて過ごせることが大切です。
壁紙の色を少し変えるだけでも、部屋の印象は大きく変わります。


子ども室|収納量を増やして使いやすく
子ども室のクローゼットも、収納量を増やすために幅を広げました。
床にはカーペットを敷き、天井と壁のクロスも張り替えています。
子ども室は、成長に合わせて使い方が変わる部屋です。
勉強道具、衣類、日用品など、物が増えやすい場所でもあります。
最初から収納量を確保しておくことで、長く使いやすい部屋になります。


暖房器具とエアコンも交換・設置
今回のリフォームでは、内装や水まわりだけでなく、暖房器具も見直しました。
暖房器具は、ファンコンベクターからパネルヒーターへ交換しています。
リビング、洋室、子ども室など、それぞれの部屋に合わせて設置しました。
札幌の住まいでは、冬の暖房環境はとても重要です。
また、近年は夏の暑さ対策として、マンションでもエアコン設置のご相談が増えています。
今回はエアコンも取り付け、冬だけでなく夏も過ごしやすい住まいへ整えました。



既存建具は塗装で再利用
今回の工事では、既存のドアや枠をすべて交換するのではなく、塗装で仕上げた部分もあります。
使える建具を活かし、床や壁の色と合うように白く塗装しました。
リビングのドアは、アクセントとしてダークブルー系の色で仕上げ、ハンドルはブラックで塗装しています。
建具を交換しなくても、塗装によって印象を変えることはできます。
リフォームでは、すべてを新しくすることが正解とは限りません。
水まわりや収納など、費用をかけるべき部分を優先し、使える部分は活かす。
このようにメリハリをつけることで、費用と仕上がりのバランスが取りやすくなります。



完成して感じた、今回のリフォームのポイント
今回のリフォームでは、見た目を大きく変えるだけではなく、暮らしやすさを整えることを重視しました。
特に大きなポイントは、次の5つです。
1つ目は、水まわりをまとめて新しくしたことです。
キッチン、浴室、洗面所、トイレは毎日使う場所です。古さや使いにくさを感じやすい部分だからこそ、交換後の変化を実感しやすい場所です。
2つ目は、和室をワークスペースに変更したことです。
使う機会の少ない和室を、在宅ワークや趣味、勉強に使える場所へ変えたことで、今の暮らしに合う空間になりました。
3つ目は、収納を見直したことです。
玄関収納、キッチン背面収納、ウォークインクローゼット、子ども室のクローゼットなど、必要な場所に収納を確保しました。
4つ目は、既存の条件を活かしたことです。
マンションでは、配管やパイプスペースの関係で、希望どおりに移動できない場所もあります。今回は、キッチンの位置を大きく変えず、壁を撤去することで開放感を出しました。
5つ目は、暖房器具やエアコンも含めて住み心地を整えたことです。
札幌の住まいでは、見た目だけではなく、冬の暖かさや夏の暑さ対策も大切です。


中古マンションリフォームで大切なこと
中古マンションのリフォームでは、自由にできることと、制限を受けることがあります。
特に確認が必要なのは、次のような点です。
- 管理規約
- 工事申請
- 工事可能な曜日や時間
- 共用部の養生
- 床材の遮音性能
- パイプスペースの位置
- 水まわりの排水経路
- 暖房・給湯設備
- 窓や玄関ドアなど共用部分の扱い
戸建て住宅と違い、マンションでは上下階や隣の住戸への配慮も必要です。
また、解体してから初めて分かる下地や配管まわりの状態もあります。
そのため、希望だけで計画するのではなく、現地の状況を確認しながら、できること・難しいことを整理して進めることが大切です。
札幌で中古マンションリフォームをお考えの方へ
中古マンションを購入して、入居前にリフォームをしたい。
水まわりをまとめて新しくしたい。
和室を使いやすい部屋に変えたい。
キッチンまわりを明るくしたい。
収納を増やして、暮らしやすくしたい。
このようなご相談は、北嶺建設へお任せください。
強いこだわりがなくても大丈夫です。
「普通に使いやすくしたい」
「古さを感じる部分を直したい」
「掃除しやすくしたい」
「暮らしに合う間取りにしたい」
このようなご希望をお聞きしながら、現地の状況に合わせてご提案いたします。
札幌市内・近郊でマンションリフォームをご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談・現地調査・お見積りは無料です。
電話:011-889-2833
メール:info@re-hokurei.com
LINEやメールからの写真送信も可能です。
よくあるご質問
中古マンションのフルリフォームにはどのくらいの費用がかかりますか?
工事範囲や設備の仕様によって変わります。今回のように3LDKマンションで、水まわり交換、内装工事、一部間取り変更、収納改修、暖房器具交換まで行う場合は、内容によって大きく金額が変わります。現在は資材や設備の価格も変動しているため、現地確認のうえでお見積りすることが大切です。
マンションでキッチンを大きく移動できますか?
マンションでは、パイプスペースや排水管の位置によって、キッチンを大きく移動できない場合があります。今回も大きな移動は難しい状況でしたが、壁や下がり壁を撤去することで、明るく開放的なキッチンに仕上げました。
和室をワークスペースに変更できますか?
可能です。畳を撤去し、床・壁・天井を整え、カウンターやコンセント、照明、ネット配線を計画することで、在宅ワークや趣味に使いやすい空間にできます。押し入れを収納として活用することもできます。
住みながら工事できますか?
工事内容によります。内装の一部や設備交換だけであれば住みながらできる場合もありますが、水まわりをまとめて交換する工事や、室内全体のリフォームでは仮住まいを検討した方がよい場合があります。入居前のリフォームであれば、生活への負担を少なく進めやすくなります。
暖房器具やエアコンも一緒に相談できますか?
はい、可能です。札幌のマンションでは、冬の暖房環境や夏の暑さ対策も大切です。内装工事と合わせて、パネルヒーターやエアコンの設置についても確認できます。
まとめ
札幌市厚別区で行った中古マンションリフォームが完成しました。
今回の工事では、キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水まわりを新しくし、和室をワークスペースへ変更しました。
さらに、収納計画、建具塗装、暖房器具交換、エアコン設置まで行い、見た目だけでなく、実際の暮らしやすさを重視した住まいに整えています。
中古マンションのリフォームでは、建物の条件によってできること・できないことがあります。
大切なのは、現地の状況を確認しながら、今の暮らしに合わない部分を一つずつ整えていくことです。
札幌市内・近郊で中古マンションリフォームをお考えの方は、北嶺建設へお気軽にご相談ください。
玄関を広くするために既存の下駄箱の裏側にあった物入を撤去。下駄箱は上部のウォールキャビネットと下部のベースキャビネットで収納力がアップしました。以前とはすっかり変わり広々とした明るい玄関に生まれ変わりました。
今回は床の張替えは行わず、既存の床の色に合わせて、建具と枠を白にする提案をしました。その結果、思い描いていた通りに、統一感のある落ち着いた空間が実現しました。
村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。
保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。
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