工事部長の村松です。
今回は、札幌市清田区にある築23年の戸建て住宅で行った、ユニットバス交換工事をご紹介します。
お客様が悩まれていたのは、浴室の寒さと、掃除をしても落としきれないカビや汚れでした。
浴室の壁や天井の隙間をご自身でコーキング補修されていましたが、寒さを十分に改善することはできませんでした。そこで、古くなったユニットバスを解体し、新しいユニットバスへ交換することになりました。
今回は浴室だけでなく、洗面台の交換と洗面脱衣室の内装工事も一緒に行っています。
今回のユニットバス交換工事
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工事場所 | 札幌市清田区 |
| 建物 | 築23年の木造戸建て住宅 |
| 主な工事 | ユニットバス交換、洗面台交換、洗面所内装 |
| 採用商品 | TOTO サザナ・1坪サイズ |
| 工期 | 5~6日程度 |
| 掲載当時の工事費 | 100万~120万円 |
| 補助制度 | 施工当時の札幌市住宅エコリフォーム補助制度を利用 |
工事費は、ユニットバスのグレードやオプション、既存配管の状態、洗面所の内装工事などによって変わります。
上記はこの住宅を施工した当時の価格です。現在の工事費を示すものではないため、実際には現地調査後のお見積もりが必要です。元記事に掲載されている工事概要も、工期5~6日、価格100万~120万円となっています。
交換前の浴室は寒さとカビが悩みでした
交換前の浴室では、壁や天井の取り合い部分をお客様がコーキングで補修されていました。
隙間から冷気が入っているように感じたことから、ご自身で対策されていたそうです。しかし、浴室の寒さは隙間だけが原因とは限りません。
住宅の浴室が寒くなる原因には、次のようなものがあります。
- ユニットバス本体や浴槽の断熱性能
- 浴室まわりの壁・床・天井の断熱状態
- 窓からの冷気
- 換気扇や換気口から入る冷気
- 経年劣化した目地や部材の隙間
コーキングで表面の隙間を埋めても、壁の中や床下の断熱状態までは改善できません。
そのため北嶺建設では、ユニットバスを交換するだけでなく、解体後に見える下地や配管の状態も確認します。



既存のユニットバスを解体
まず、浴室入口の枠や給水管、給湯管などを取り外し、既存の浴槽と壁・床・天井を順番に解体します。
ユニットバスを解体すると、それまで見えなかった床下や壁の内側を確認できます。
この段階で、次のような問題が見つかることもあります。
- 給水管や給湯管の劣化
- 排水管まわりの漏水跡
- 木材の腐食
- 断熱材の不足やずれ
- 湿気によるカビ
- 土台や下地の傷み
追加の修理が必要な場合は、状況と費用をご説明したうえで対応します。
見えない部分だからといって、そのまま新しいユニットバスでふさいでしまうのではなく、今後も安心して使用できる状態か確認することが大切です。
TOTOサザナの1坪サイズへ交換
新しい浴室には、TOTOのシステムバス「サザナ」1坪サイズを採用しました。
浴槽や床、壁、天井、排水口などが新しくなり、長年蓄積していた汚れやカビの悩みも解消されました。
浴室全体が明るくなり、以前よりもお手入れしやすい空間になっています。
風呂ふたには、軽量で扱いやすい「ラクかるふろふた」を採用しました。
毎日使用する浴室では、見た目だけでなく、掃除のしやすさや浴槽への出入りのしやすさも重要です。将来のことを考え、手すりの位置や浴槽のまたぎ高さも確認しながら商品を選びます。
洗面台と洗面脱衣室も一緒にリフォーム
今回はユニットバスの交換と同時に、洗面台も新しくしました。
洗面脱衣室の床は明るい色のクッションフロアへ張り替え、壁と天井のクロスも新しくしています。
ユニットバスを交換するときは、浴室入口の枠や周辺の壁を一部解体することがあります。そのため、洗面脱衣室のクロスや床も同時に張り替えると、室内全体をきれいに仕上げやすくなります。
浴室だけが新しくなり、洗面所の古さが目立ってしまうことも防げます。
ユニットバス交換の工期は5~6日程度
今回の工期は、解体から完成まで5~6日程度でした。
一般的な工事の流れは、次のようになります。
- 既存ユニットバスの解体
- 給排水管・電気配線などの確認と移設
- 必要に応じた下地や断熱部分の補修
- 新しいユニットバスの組み立て
- 浴室入口枠や壁の復旧
- 洗面台の交換
- クロス・クッションフロアの施工
- 設備の試運転と最終確認
工事中は浴室を使用できません。
建物の状態や追加工事の有無によって工期は変わるため、事前に生活への影響を含めて工程をご説明します。



ユニットバスを交換すれば寒さは必ず改善する?
新しいユニットバスへ交換することで、浴槽や床などの断熱性能が向上し、以前より寒さを感じにくくなることはあります。
ただし、ユニットバス本体を交換するだけで、すべての寒さが解消されるとは限りません。
特に札幌の住宅では、浴室に窓がある場合、窓から伝わる冷気の影響が大きくなることがあります。また、壁や床下の断熱状態、換気方法なども関係します。
浴室の寒さを改善したい場合は、ユニットバスだけでなく、次の項目も確認する必要があります。
- 浴室窓の断熱性能
- 浴室まわりの断熱材
- 床下からの冷気
- 換気扇や換気口の状態
- 暖房設備の設置可否
現地を確認したうえで、必要な工事と、行わなくてもよい工事を分けて考えることが重要です。
札幌市住宅エコリフォーム補助制度について
この施工事例では、工事当時の札幌市住宅エコリフォーム補助制度を利用しました。
補助制度の受付期間、対象工事、補助金額、必要書類は年度によって変わります。古い年度の申請条件を見て工事を進めないよう注意が必要です。
2026年度は、第1回受付が終了しており、第2回受付は2026年9月4日から9月17日まで予定されています。申請は受付期間内の郵送必着です。
2026年度の「浴室の全体改修」は、ユニットバスを設置する工事のうち、次のいずれかに該当する場合が対象です。
- 浴室の内寸面積が0.2㎡以上増える
- 浴槽のまたぎ高さが5cm以上低くなる
- 浴室入口の段差が所定の基準まで低くなる
- タイル床から滑りにくい床へ改修する
- 所定の性能を満たす高断熱浴槽へ改修する
さらに、改修後の壁面に手すりが1か所以上設置されていることなどの条件があります。2026年度の浴室全体改修の補助金額は、1か所につき9万円です。単に古いユニットバスを新しくするだけでは、必ずしも補助対象になるわけではありません。
補助制度を利用する場合は、工事前写真や見積書などの準備が必要です。商品を決める前に、対象条件を満たすか確認することをおすすめします。
補助制度は予算や受付状況により変更・終了する場合があります。申請時には札幌市の公式情報をご確認ください。
ユニットバス交換を検討したい症状
次のような状態がある場合は、部分修理と全体交換のどちらが適しているか、一度確認してもよい時期です。
- 浴室が非常に寒い
- 掃除してもカビや汚れが落ちない
- 浴槽や床にひび割れがある
- 壁の継ぎ目や目地が劣化している
- 排水口からにおいがする
- 浴室入口の床が傷んでいる
- 水栓や配管の不具合が増えてきた
- 浴槽への出入りが負担になってきた
不具合の内容によっては、折れ戸、水栓、換気扇などの部分交換で済むこともあります。
最初から全面交換と決めるのではなく、現状を確認して修理と交換を比較することが大切です。
よくあるご質問
ユニットバス交換には何日かかりますか?
戸建て住宅では、解体から使用開始まで5~7日程度が目安です。今回は洗面台と洗面所内装を含めて5~6日程度でした。下地や配管の補修が必要な場合は、工期が延びることがあります。
工事中にお風呂は使用できますか?
既存浴室の解体から新しいユニットバスの使用開始までは、浴室を使用できません。事前に銭湯やご家族の家など、入浴方法を検討していただく必要があります。
洗面台や洗面所の内装も一緒に工事できますか?
可能です。浴室入口まわりの壁や枠を工事するため、洗面台、クロス、クッションフロアを同時に交換すると、仕上がりを統一しやすくなります。
ユニットバス交換だけで寒さは改善しますか?
改善が期待できる場合はありますが、窓や床下、壁の断熱状態によって効果が変わります。寒さが主な悩みの場合は、浴室窓や周囲の断熱状態もあわせて確認します。
補助金は必ず利用できますか?
補助制度の要件を満たし、申請が受理された場合に限られます。商品や工事内容を決める前に、対象条件と受付期間を確認する必要があります。
札幌で浴室の寒さやカビにお悩みの方へ
浴室は毎日使用する場所ですが、寒さや汚れを我慢しながら使い続けている方も少なくありません。
一方で、すべての浴室が全面交換を必要としているわけではありません。部品交換や部分修理で対応できる場合もあります。
北嶺建設では、現在の浴室や配管、窓、洗面所の状態を確認し、必要な工事内容をご説明したうえでお見積もりします。
札幌市清田区を中心に、札幌市内・近郊のユニットバス交換、洗面台交換、水まわりリフォームに対応しています。
電話やLINEから、浴室全体や気になる部分の写真を送っていただくことも可能です。
浴室の寒さ、落ちないカビ、設備の劣化が気になっている方は、全面交換と部分修理のどちらが適しているかを確認するところからご相談ください。
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村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。
保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。

