工事部長の村松です。札幌市北区のマンションで、タカラスタンダード製システムキッチンへのキッチン交換を行いました。キッチン本体の入れ替えに合わせて、壁のクロスと床のCF(クッションフロア)も張り替え、水まわりだけでなく部屋全体の印象を整える工事になりました。マンションのキッチン交換は工程が詰まりやすく、隠れた部分の状態次第で作業内容が変わることもあります。今回は解体から仕上げまでの流れと、見えなくなる部分の下地の話を中心にご紹介します。
札幌市北区のマンションでキッチン交換をご依頼いただきました
今回は以前ユニットバスの交換を担当したお客様から、キッチンの入れ替えについてご相談をいただいた工事です。
キッチン交換とは、既存のシステムキッチンや換気フード、周辺の壁・床の仕上げまでまとめて入れ替える工事です。
マンションの水まわりは、配管や換気ダクトの位置が構造上決まっているため、レイアウトを大きく変えることは難しい場合があります。今回のお宅も配管位置はそのままに、システムキッチンと周辺の内装だけを一新する計画で進めました。築年数が経った物件では、キッチン本体だけでなく壁のクロスや床の仕上げも同時に傷んでいることが多く、今回もクロスとCFの張替えを合わせてご依頼いただきました。

解体して初めて分かる下地の状態
解体してみると、吊り戸棚を支える壁の中に補強下地が入っているかどうかがすぐに分かります。
マンションの壁は軽量鉄骨の下地に石膏ボードを張った作りが多く、そのままでは重量のある吊り戸棚を支える強度がありません。ボードだけにビスを打つと、時間が経つにつれてビスが効かなくなり、吊り戸棚が徐々に傾いてくることがあります。
写真の通り、当社では吊り戸棚を取り付ける範囲にベニヤ板と金物で補強下地を入れています。以前担当した現場で、吊り戸棚が外れかかっていたため確認したところ、下地が入っていなかった例もありました。見た目は仕上げてしまえば分からない部分ですが、後から直すとなると壁を開け直す工事になり、費用も手間も余計にかかります。

キッチン交換の工事の流れは解体から美装まで一週間
解体から美装まで、当社ではおおむね1週間の工程を組んで進めるようにしています。
既存のキッチンと周辺のクロス、CFを解体します。配管や配線の位置、壁の中の下地の状態もこの段階で確認します。
解体で見えた壁の状態を確認し、吊り戸棚を取り付ける範囲に補強下地を入れます。傷んだ壁があれば下地の補修もこの日に行います。
タカラスタンダード製のシステムキッチン本体を設置します。シンクや収納の位置を確認しながら、水平や隙間を調整して据え付けます。
給水・給湯・排水管を接続し、コンセントや照明などの電気配線をつなぎます。水漏れや電気の不具合がないかもこの日に確認します。
キッチン周辺の壁クロスと床のCFを張り替えます。新しいキッチンの色合いに合わせて、全体の仕上がりを整えます。
扉の開閉や引き出しの動きを確認し、細かな調整を行います。最後に室内全体を清掃して仕上げます。
工程表は目安として1週間を見ていますが、解体してみて下地の傷みが予想より大きい場合や、配管の劣化が見つかった場合は、その分の作業日を追加することがあります。想定外が起きても対応できるよう、あらかじめ余裕を持った工程で計画しています。
| 工程 | 作業内容 |
|---|---|
| 1日目 | 解体 |
| 2日目 | 下地確認・補強 |
| 3日目 | キッチン本体設置 |
| 4日目 | 電気・給排水接続 |
| 5日目 | クロス・CF張替え |
| 6日目 | 手直し・美装 |
換気フードとガス台は美装して再利用しました
今回のキッチン交換では、数年前に交換済みだった換気フードとガス台をクリーニングして再利用しました。
システムキッチン本体は古くなっていましたが、換気フードとガス台は数年前に別のタイミングで交換されており、まだ十分に使える状態でした。全部を新品にする方法もありますが、状態を見て使えるものは活かした方が、費用の面でも無駄が少なくなります。
五徳やグリル、換気フードの内部まで分解して清掃し、油汚れやすすを落としました。外観だけでなく、操作パネルの動作も一つずつ確認しています。新品のキッチン本体と並んでも違和感がないレベルまで仕上げることを意識しました。



仕上がりと札幌のマンションでの注意点
仕上がったキッチンは、シンクの水栓から吊り戸棚まで、新しい設備と美装した既存設備が違和感なくつながりました。
マンションのリフォームでは、共用部の廊下や階段を通って資材や解体材を運ぶため、搬入経路の保護や近隣への配慮が欠かせません。換気ダクトの位置も構造上変更しにくいため、新しいレンジフードの排気位置は既存のダクトに合わせて計画しています。
吊り戸棚とキッチン本体は木目の色を合わせ、クロスとCFも全体の色調に合わせて選びました。美装した換気フードとガス台も、新しい部材と並べて見劣りしない仕上がりになっています。



お客様の声とキッチン交換をご検討の方へ
以前ユニットバスの交換を担当したお客様から、今回もシステムキッチンの交換をご依頼いただきました。
前回はユニットバスを交換してもらい、今回はキッチンといつもありがとうございます。
お客様
解体してみないと壁の中の下地の状態が正確には分からないため、着工前の見積り時点では補強の範囲まで細かく決めきれないことがあります。マンションのキッチン交換をお考えの方は、現地を確認したうえで工程と工事内容をお見積りいたしますので、札幌市内であればお気軽にご相談ください。
よくある質問
キッチン交換にはどれくらいの期間がかかりますか?
解体から美装まで、当社では余裕をみておおむね1週間の工程で進めています。ただし下地の傷みなど想定外が見つかった場合は、日数が延びることもあります。
換気フードやガス台も必ず新品にしないといけませんか?
状態が良ければクリーニングして再利用できる場合があります。今回の現場でも数年前に交換済みだった設備を美装して活かしました。
マンションのキッチン交換で気をつけることはありますか?
共用部を通っての資材の搬入や、既存の配管・換気ダクトの位置に合わせた計画が必要です。現地を確認したうえで工程をご提案しています。
吊り戸棚の下地はどの現場でも入れているのですか?
当社では吊り戸棚を取り付ける範囲には補強下地を入れる方針にしています。ただし解体前の状態次第で補強の範囲は変わることがあります。
費用はどれくらいかかりますか?
使用する設備やクロス・CFの範囲によって変わるため、現地を確認したうえでのお見積りとなります。目安としてお気軽にご相談ください。
村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。
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