札幌市清田区の北嶺建設です。
今回は、札幌市南区の戸建て住宅で行った、和室から洋室へのリフォーム事例をご紹介します。
単に畳をフローリングに替えるだけの工事ではありません。
もともと和室だった空間を解体し、洋室として使いやすく整えたうえで、小さなキッチン、洗濯室・脱衣室、3点式ユニットバス、上階へつながる省スペース階段まで新設した改修工事です。
40代、50代になると、家の使い方は少しずつ変わってきます。
子どもが成長して部屋の使い方が変わる。
親との同居や将来の介護を考え始める。
1階で過ごす時間を増やしたい。
使っていない和室を、もっと実用的な部屋にしたい。
そのようなとき、今ある家をどう直すかはとても大切です。
新築のようにすべてを変える必要はありません。
ただし、暮らしに合わなくなった部屋をそのままにしておくと、せっかくの住まいの一部が使われない空間になってしまいます。
今回の工事は、そうした「今の暮らしに合う部屋へ作り替える」リフォームの一例です。
工事概要
今回の工事内容は、次のような内容でした。
- 建築場所:札幌市南区
- 工事内容:1階和室の改修、キッチン新設、3点式ユニットバス新設、上階への階段増設ほか
- 工期:12月中旬〜2月下旬
- 工事金額の目安:850万円〜950万円
畳を撤去して洋室にするだけであれば、比較的シンプルな内装工事で済む場合もあります。
しかし今回は、給排水設備を新たに設ける工事、浴室まわりの工事、階段の造作、床・壁・天井の張替えまで含むため、部屋単体のリフォームというより、住まいの一部を大きく作り替える改修工事です。
使いにくくなった和室を、暮らしに合わせて見直す
昔の戸建て住宅には、1階に和室がある間取りが多くあります。
来客用の部屋として使っていた。
子どもが小さい頃は昼寝や遊び場に使っていた。
仏間や収納を兼ねていた。
親戚が泊まる部屋として残していた。
そのような和室も、家族構成や生活スタイルが変わると、だんだん使いにくくなることがあります。
特に札幌の戸建てでは、冬場に和室が寒く感じる、畳の手入れが面倒、床に座る生活がつらくなってきた、押入れが使いにくい、というご相談もあります。
40代、50代の方にとって、家のリフォームは「古くなったから直す」だけではありません。
これから先の10年、20年をどう暮らすか。
家の中で不便な場所を減らせるか。
使っていない部屋を、家族にとって役立つ空間にできるか。
そこを考えることが大切です。
今回のリフォームも、和室をただ洋室風にするのではなく、キッチンや浴室、階段まで含めて、部屋の役割そのものを見直しました。
まずは既存の和室を解体
工事は、既存の和室の解体から始まりました。
畳、板の間、押入れ、クローゼットなどを撤去し、部屋の状態を確認します。
リフォームでは、解体して初めて分かることがあります。
床下の状態、壁の下地、配管の通し方、既存の構造、断熱の状態などです。
表面だけをきれいにする工事であれば、見た目は早く変わります。
しかし、今回のように設備や階段まで関わる工事では、最初の解体と確認がとても重要です。
古い和室を洋室にする場合、畳の厚みとフローリングの厚みが違うため、床の高さ調整も必要になります。
既存の床が傷んでいる場合は、下地の補修も必要です。
見た目だけでなく、長く安心して使える部屋にするためには、下地からきちんと確認して進めることが大切です。




キッチンと水まわりを新設するための給排水工事
今回のリフォームでは、和室だった空間に小さなキッチンを設置しました。
さらに、洗濯室・脱衣室、3点式ユニットバスも新設しています。
ここで重要になるのが、給水管と排水管の工事です。
キッチンや浴室は、ただ設備を置けば使えるものではありません。
水を送る給水管、使用した水を流す排水管、換気、電気、使う人の動線まで考える必要があります。
特に既存住宅では、今ある配管の位置や勾配、床下のスペースによって、できることとできないことがあります。
「この部屋にミニキッチンを付けたい」
「1階にシャワーや浴室を増やしたい」
「将来のために、生活を1階で完結しやすくしたい」
そのようなご希望はありますが、実際には現地を確認しないと判断できません。
今回のように、和室だった場所へ新たに水まわりを設ける場合は、内装工事だけではなく、設備工事の経験が必要です。
北嶺建設では、部屋の見た目だけでなく、配管や下地、今後の使いやすさまで含めて確認しながら工事を進めています。


和室から明るい洋室へ
解体と設備配管の工事を進めたあと、床・壁・天井を仕上げていきます。
もともとの和室は、畳と板の間、収納がある昔ながらの空間でした。
完成後は、フローリングの洋室となり、壁紙も落ち着いた雰囲気に仕上げています。
照明にはダウンライトを採用し、すっきりとした印象になりました。
和室から洋室へのリフォームでは、床材やクロスの選び方で部屋の印象が大きく変わります。
明るい床材にすると、空間が広く見えます。
落ち着いた色のクロスを使うと、くつろぎやすい部屋になります。
照明を見直すと、古さが目立ちにくくなります。
特に40代、50代の方が戸建てをリフォームする場合、流行だけで決めるよりも、今後の暮らしに合わせて飽きにくい仕上げにすることをおすすめします。
毎日使う部屋は、派手さよりも落ち着きと使いやすさが大切です。




小さなキッチンを設けて、部屋の使い方を広げる
今回の改修では、部屋の一角にコンパクトなキッチンを設置しました。
大きなキッチンではありませんが、シンクやコンロ、必要な収納を備えることで、簡単な調理や飲み物の準備ができるようになります。
部屋に小さなキッチンがあると、使い方の幅が広がります。
親世帯・子世帯で生活時間が違う場合。
来客や家族が泊まる部屋として使う場合。
趣味の部屋や仕事部屋として長時間使う場合。
将来的に1階中心の暮らしを考える場合。
ちょっとした水まわりがあるだけで、部屋の独立性が高まります。
ただし、キッチンの新設は簡単な家具の設置とは違います。
給排水、換気、電気、床や壁の納まりが関係します。
インターネットで設備だけを見て「これなら付けられそう」と思っても、実際の住宅では配管経路や床下の状況で工事内容が変わります。
だからこそ、最初に現地確認を行い、無理のない計画にすることが重要です。


洗濯室・脱衣室と3点式ユニットバスを新設
今回のリフォームでは、洗濯室・脱衣室と3点式ユニットバスも新設しました。
3点式ユニットバスは、浴槽・洗面・トイレが一体になった設備です。
限られたスペースの中に水まわり機能をまとめたい場合に選択肢となります。
もちろん、一般的な戸建ての浴室と比べると、広さや使い勝手には違いがあります。
そのため、すべての住宅におすすめできるものではありません。
しかし、今回のように限られたスペースの中で、必要な機能をまとめたい場合には有効な方法です。
リフォームでは、理想をすべて詰め込むだけではなく、面積、予算、既存の構造、使う人の生活を見ながら、現実的な落としどころを決める必要があります。
「立派な浴室を作る」ことだけが正解ではありません。
「その家で、誰が、どのように使うのか」に合っているかが大切です。


限られたスペースに上階への階段を新設
今回の工事で特徴的だったのが、上階へつながる階段の新設です。
階段を新しく作るには、本来かなりのスペースが必要です。
しかし、既存住宅のリフォームでは、自由に広い場所を確保できるとは限りません。
今回は、限られたスペースの中で納まるよう、省スペースの階段を計画しました。
階段は作業場で部材を加工し、現場で組み立てています。
箱型の部材を重ねるようにして、コンパクトな階段を造作しました。
ただし、省スペース階段は便利な反面、注意も必要です。
通常の階段と比べると、上り下りに気を使う場合があります。
高齢の方が毎日使う主動線には向かないこともあります。
荷物を持って移動するには使いにくい場合もあります。
そのため、見た目や省スペース性だけで決めるのではなく、用途と安全性を確認したうえで検討する必要があります。
今回のような階段は、既存の動線や使い方を確認したうえで、補助的な動線として計画することが大切です。
北嶺建設では、「付けられるかどうか」だけではなく、「使い続けても危なくないか」「その家に合っているか」まで考えてご提案します。






ホールや上階の部屋もあわせて改修
今回の工事では、和室だけでなくホールや上階の部屋も改修しています。
ホールは床材を張り替え、落ち着いた木目調のフロアーに変更しました。
古くなった床を新しくするだけでも、家の印象はかなり変わります。
上階の洋室も、床・壁・天井を張り替えました。
リフォームでは、メインの部屋だけを直す方法もあります。
しかし、隣接するホールや廊下、階段まわりが古いままだと、完成後に差が目立つことがあります。
せっかく部屋をきれいにするなら、どこまで一緒に直すべきかを最初に考えておくことが大切です。
すべてを一度に工事する必要はありません。
ただ、後から別々に工事をすると、養生や職人の手配、材料の取り合いで無駄が出る場合もあります。
そのため、予算に合わせて優先順位を決めることが重要です。
今回のように、部屋・水まわり・階段・ホールをまとめて工事すると、住まいの一部をまとまりのある空間として整えることができます。




40代・50代から考えたい戸建ての部屋改修
40代、50代の戸建てリフォームでは、若い頃とは違う視点が必要になります。
見た目を新しくするだけではなく、これからの暮らし方に合っているかを考えることが大切です。
例えば、次のようなお悩みはありませんか。
昔の和室をほとんど使っていない。
子どもが独立して空き部屋が増えた。
親との同居や介護を少しずつ考えている。
1階で過ごせる場所を増やしたい。
趣味や仕事に使える部屋がほしい。
古い部屋を直したいが、どこまで工事すべきか分からない。
水まわりを増やせるのか知りたい。
冬でも寒くない部屋にしたい。
このような場合、まず必要なのは、工事内容を決めることではありません。
今の家のどこが不便なのか。
これから誰が使う部屋なのか。
毎日使うのか、時々使うのか。
水まわりまで必要なのか。
予算をどこに優先して使うべきなのか。
そこを整理することです。
リフォームは、きれいな写真だけを見て決めるものではありません。
既存住宅には、それぞれ条件があります。
柱や壁を簡単に動かせないこともあります。
配管が希望通りに通せないこともあります。
階段を付けられても、使い勝手に注意が必要なこともあります。
冬場の工事では、搬入や工程に配慮が必要なこともあります。
だからこそ、戸建ての部屋改修は、現地を確認したうえで計画することが大切です。
和室を洋室にするだけなら、もっと小さな工事もできます
今回の事例は、キッチンや浴室、階段まで含む比較的大きな改修工事です。
そのため、すべての和室リフォームが同じ金額になるわけではありません。
畳を撤去してフローリングにする。
壁紙を張り替える。
押入れをクローゼットにする。
照明を替える。
寒さ対策として内窓を付ける。
床の傷みを直す。
このような部分的な工事で済む場合もあります。
一方で、今回のように水まわりや階段を含めると、工事範囲は大きくなります。
費用も工期も変わります。
大切なのは、「どこまで直すべきか」を最初に整理することです。
安く済ませるために表面だけ直しても、後から不便が残ることがあります。
反対に、必要以上に大きな工事をしてしまうと、予算の負担が大きくなります。
北嶺建設では、現地を見たうえで、必要な工事と優先順位をお伝えします。
札幌の戸建てリフォームは、冬のことも考えて計画を
札幌の住宅リフォームでは、冬の暮らしを無視できません。
床が冷たい。
窓まわりが寒い。
部屋ごとの温度差が大きい。
冬場に使わない部屋がある。
水まわりの位置によって凍結が心配。
北海道の住宅では、内装の見た目だけでなく、寒さや結露、配管まわりにも注意が必要です。
今回のような室内リフォームは冬期間でも進められる場合がありますが、資材搬入、養生、工程管理には配慮が必要です。
特に水まわりを新設する場合は、配管経路や凍結の心配も含めて確認します。
札幌の戸建てを長く使うためには、見た目のリフォームだけでなく、地域の気候に合った工事が大切です。
このような方はご相談ください
次のような方は、一度ご相談ください。
使っていない和室を洋室にしたい。
1階に使いやすい部屋を増やしたい。
将来を考えて、家の中の動線を見直したい。
戸建ての一部を親世帯・子世帯用に整えたい。
部屋に小さなキッチンを付けたい。
浴室や洗濯スペースを増やせるか知りたい。
階段を増設できるか相談したい。
古い部屋をどこまで直すべきか判断できない。
リフォームは、最初から内容が決まっていなくても大丈夫です。
「この部屋、何とか使いやすくできないだろうか」
「和室を残すべきか、洋室にするべきか迷っている」
「親が来たときに使いやすい部屋にしたい」
「将来のために1階を整えておきたい」
その段階でご相談いただければ、現地を確認しながら、できること・難しいこと・優先すべきことを整理します。
よくある質問
和室を洋室にリフォームする費用はどのくらいですか?
畳を撤去してフローリングにする程度であれば、比較的小規模な工事で済む場合もあります。
ただし、押入れをクローゼットにする、壁や天井を張り替える、断熱や窓まわりを改善する、水まわりを新設するなど、工事範囲によって費用は大きく変わります。
今回のようにキッチン・浴室・階段まで含む場合は、大規模な改修工事になります。
使っていない和室を1階の寝室にできますか?
可能な場合があります。
ただし、床の段差、寒さ、収納、照明、コンセント、窓まわり、動線を確認する必要があります。
将来の使いやすさを考えるなら、ただフローリングにするだけでなく、ベッドを置いたときの動きやすさも考えて計画することが大切です。
部屋に小さなキッチンを新設できますか?
住宅の状況によります。
キッチンを設置するには、給水管・排水管・換気・電気工事が必要です。
床下や壁の中の状況、既存の配管位置によって工事の難易度が変わるため、現地確認が必要です。
1階に浴室やシャワーを増やすことはできますか?
可能な場合もありますが、スペースと配管経路の確認が必要です。
今回のように3点式ユニットバスを採用することで、限られた面積に水まわり機能をまとめる方法もあります。
ただし、使い勝手には向き不向きがあるため、利用目的に合わせて検討する必要があります。
階段を新しく作ることはできますか?
条件が合えば可能です。
ただし、階段は安全性が重要です。
設置スペース、上階との位置関係、既存の構造、使う人の年齢や用途を確認する必要があります。
省スペース階段は便利ですが、毎日の主動線として使うには注意が必要な場合もあります。
冬でも室内リフォームはできますか?
室内工事は冬でも施工できる場合があります。
ただし、札幌の冬は積雪や気温の影響があるため、資材搬入、養生、工程管理に配慮が必要です。
水まわりを含む工事では、配管や凍結対策も確認します。
札幌市南区・清田区近郊で戸建ての部屋改修をお考えの方へ
今回の工事は、和室を洋室に変えるだけでなく、キッチン、浴室、洗濯室、階段まで含めて、住まいの一部を大きく見直したリフォームでした。
40代、50代になると、家に求めるものは少しずつ変わります。
若い頃に建てた家。
子ども中心だった間取り。
来客用だった和室。
使わなくなった部屋。
将来のために整えておきたい1階の空間。
そのままにしておくこともできます。
しかし、今の暮らしに合わなくなった部屋を見直すことで、家はまだまだ使いやすくなります。
札幌市南区、清田区、北広島市周辺で、戸建ての部屋改修、和室から洋室へのリフォーム、水まわりの新設、階段の増設をお考えの方は、北嶺建設までご相談ください。
現地を確認したうえで、できること、難しいこと、費用をかけるべきところ、抑えられるところを整理してご提案します。
家を建て替える前に、今ある家をどう活かせるか。
そこから考えることが、これからの暮らしに合ったリフォームの第一歩です。
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村松 拓海(有限会社北嶺建設 工事部長)
札幌市清田区を拠点に、新築・リフォーム・解体・排水管洗浄・除排雪まで現場を統括。
保有資格:石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者 ほか。

