その中古住宅、ちょっと待った!リフォーム済みでも“見えない所”は大丈夫?【札幌】

札幌で中古住宅を検討するとき、見落としがちな注意点があります。

「リフォーム済み・即入居可」――内見したら壁も床もピカピカ。でも、その綺麗さは“見えない所”まで含めての綺麗さですか?

札幌で中古住宅の購入を検討している方へ。私たちは普段、改修工事で壁や床を実際に剥がす側の人間です。だからこそ言えます。「表だけ綺麗にして、中身は触っていない物件」は本当に多い。今回は、中古住宅でだまされやすい“見えない部分”を、外壁・排水・シーリングの3点に絞って、現場目線で正直にお話しします。

見た目が綺麗=中身が良い、ではありません

中古住宅は、売るために「見える所」にお金をかけるほど売れやすくなります。壁紙、床、キッチン、外壁塗装。逆に、断熱材・配管・基礎・土台といった壊さないと見えない所は手付かず、あるいは“隠されている”ことすらあります

これはリフォーム業者が悪いという話ではありません。「売るための化粧」と「長く住むための工事」はまったくの別物、というだけのことです。札幌・北海道のように寒さ・雪・凍結が厳しい地域では、この“見えない所”が後々の出費に直結します。

① 外壁:塗ってあるのは分かる。問題は「塗る前の状態」

外壁が塗装されていると、それだけで新しく見えます。でもチェックすべきは塗膜ではなく、塗る前の下地がどうだったかです。

  • クラック(ひび割れ)・浮き・反りがあっても、上から塗れば一見綺麗に見えてしまう
  • 下地補修をせず塗っただけだと、数年で塗膜が割れる・剥がれる
  • 雨漏り跡やシミも、塗装で“隠す”ことができてしまう

確認のポイント:「いつ、どんな下地処理をして塗ったか」の記録が残っているか。記録がなく“とりあえず塗っただけ”の物件は、化粧塗りを疑ってください。

② シーリング:「してある」と「効いている」は別物

外壁の目地やサッシ廻りのシーリング(コーキング)。ここは外壁塗装と一緒に直すべき所ですが、塗装はしてあるのにシーリングは打ち替えていない物件が非常に多い。しかも、やり方によって寿命がまったく違います。

シーリング補修の3パターン

  • 打ち替え(正しい)……古いシーリングを撤去し、プライマーを塗ってから新しく充填。本来の補修で、防水性能がしっかり戻る
  • 増し打ち……古いものを残して上から足すだけ。下地が劣化していれば一緒に剥がれ、寿命は短い
  • 薄塗り・なすりつけ(最悪)……切れた目地に薄く載せただけ。ひどい場合は塗装で上から塗って隠す。見た目は埋まっていても、防水機能はほぼゼロ。雨水は普通に裏へ回ります

表面が埋まって見えても、肉厚・密着・既存撤去の有無で性能は天と地ほど違います。見分けるには目地の厚みや痩せ、撤去跡を見るしかなく、素人の内見ではまず判断できません

③ 排水管:室内設備が新品でも、配管は古いまま

キッチン・浴室・トイレが新品でも、それは“設備”が新しいだけ。水が通る配管そのものは古いまま、というケースが定番です。排水は普段見えないからこそ、ここで手を抜かれやすい。

室内:本当に水を流して確認したか

  • 実際に水を流して、流れ・詰まり・逆流・異臭がないか確認したか
  • ダブルトラップ(排水のトラップが二重になり流れが悪くなる状態)になっていないか。リフォームで配管を継ぎ足すと起こりがちで、封水切れ・流れ不良・臭気の原因になります
  • 設備だけ新品で、壁の中の配管は古い金属管のまま(凍結・水漏れの予備軍)ではないか

屋外:桝・勾配・本管まで追ったか

意外と見落とされるのが屋外の埋設管と桝(ます)です。室内で「流れた」だけでは不十分。屋外まで追って、初めて「排水が生きている」と言えます。

  • 汚水桝・雨水桝の蓋を開けて、詰まり・割れ・土砂の堆積・木の根の侵入がないか確認したか
  • 屋外管の勾配(流れ)が取れているか。リフォームで地面をいじって勾配が狂っていることもある
  • 古い陶管・ヒューム管は割れ・ズレ・根の侵入が起きやすい。塩ビ管に更新済みか
  • 公共桝・本管まできちんとつながって流れているか、末端まで追ったか
  • 北海道特有:屋外露出部や浅い埋設の凍結対策。冬に排水が使えなくなる物件もあります

札幌・北海道だからこそ、見えない所が命取りに

本州なら数年かけて表面化する不具合が、北海道では凍結・凍上・雪荷重で一気に表に出ます。外壁の小さなクラックから入った水が凍って割れを広げ、シーリング切れから入った雨水が壁内で凍結、屋外配管の凍結で冬に水が流れない――札幌の中古住宅では、こうした“見えない所”のツケが冬に集中します。

では、買う前にどうすればいいか

  • 契約サインの前に、外壁の下地・シーリング・排水(室内+屋外)を専門家に見てもらう
  • 売主に「どこを、どこまで直したか」の工事内容・記録を確認する
  • 「リフォーム済み」の中身を、設備の新しさだけで判断しない
  • 札幌・北海道なら、断熱・配管・凍結対策は特に念入りに

よくある質問

リフォーム済みの中古住宅なら、検査は不要では?

むしろ逆です。リフォーム済みほど“見えない所が隠れている”可能性があるため、外壁の下地・シーリング・配管といった表に出ない部分の確認が重要になります。

外壁の塗装が新しければ安心ですか?

塗膜の新しさと下地の健全さは別問題です。クラックや浮きを補修せず塗っただけの場合、数年で塗膜が割れることがあります。下地処理の記録があるか確認してください。

札幌で中古住宅の購入前チェックは相談できますか?

はい。私たちは札幌で外壁・排水管洗浄・改修工事を行っており、購入前の現地確認や見積もり相談に対応しています。気になる物件があれば、契約前のタイミングでご相談ください。

札幌で中古住宅の“見えない所”が気になったら

「この物件、表は綺麗だけど中身は大丈夫だろうか」――そう感じたら、契約前にご相談ください。外壁の下地、シーリングの状態、室内外の排水まで、普段から現場で実際に直している私たちの目で確認します。買ってから後悔しないために、サインの前のひと手間を。



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