はじめに
2025年4月から、大規模なリフォームを行う際には「確認申請」が必要となることをご存知でしょうか?特に外壁張替えを行う場合、外壁面積の過半数を超えるリフォームには、事前に確認申請を提出する必要があります。これによって、リフォーム後のトラブルを防ぎ、建物の安全性を確保しながら、周囲への影響にも配慮した工事ができます。
外壁張替え時期の目安
本記事では、札幌での外壁張替えに関する情報を提供します。外壁張替えの必要性や、施工事例、費用について詳しく解説し、あなたのリフォーム計画をサポートします。
外壁の張替え時期は、外壁材の種類や劣化状況、築年数などによって異なります。
外壁の張替え時期の目安は次のとおりです。
- 外壁材にひび割れや剥離、剥がれなどの劣化が見られる
- 外壁材から雨漏りしている
- 築30~40年が経過している
- サイディングの耐用年数が経過している
外壁材の種類別のメンテナンス周期は次のとおりです。木質系サイディング:3~10年、樹脂系サイディング:10~20年、モルタル:5~10年、 タイル:8~10年。
外壁の劣化を放置すると、雨などで水分が家の内部まで浸透し、カビの原因になったり、住宅全体の腐食につながったりする可能性があります。
外壁張替えの必要性
- 劣化やひび割れ: 風雨や紫外線によって外壁は劣化し、ひび割れや剥がれが発生します。放置しておくと、雨水が内部に浸透し、建物の構造に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 断熱性能の向上: 外壁を新しくすることで、断熱性能が向上し、エアコンや暖房の効率が良くなります。特に札幌の寒い冬には、光熱費の節約にも繋がります。
- 見た目のリフレッシュ: 外壁は家の印象を大きく左右します。新しい外壁にすることで、家全体の印象を一新できます。
施工事例
施工事例1: 札幌市の住宅外壁張替え
・工期:
・使用材料: 金属製サイディング
・特徴: 新築時は窯業系サイディングが使用されていましたが、その後、他社にて金属系サイディングのカバー工法(重ね貼り)でリフォームが行われました。
今回2回目の外壁張替えを弊社が担当させていただきました。施工はカバー工法で進めましたが、内部結露による腐食が見られる部分があったため、その箇所は既存のサイディングを剥がし、下地からやり直して補修を行いました。
施工事例2: 札幌市の住宅外壁張替え
・工期:
・使用材料: 今回使用するのはアイジーサイディングのSP-ガルボウとSP-ガルスパンです。金属製サイディング
・特徴: 工事前調査で外壁を慎重に剥がしたところ、柱や梁などの構造部材が水分によって本格的に腐食していることが判明しました。 原因は窓周囲のコーキング不良や屋根の笠木処理の不備による水の浸み込みと考えられます。腐食部分は木材の撤去、補強してから外壁を貼りました。
施工事例3: 小樽市の住宅外壁張替えと断熱窓の交換工事
・工期:
・使用材料: 外壁材はIG KOGYO (アイジー工業)のSP-ガルスパン
・特徴: 外壁のサイディングはかなり劣化も進んでいました。今回は既存の外壁はすべて剥がしての外壁張替えリフォームです。今回は外壁は外壁材張替えに伴って2階窓を断熱窓に交換しました。
(令和7年4月からはこのような既存外壁を剥がしての張替え工事は確認申請が必要)
2年前の工事ですが、窓断熱交換工事は住宅省エネ2023キャンペーンの先進的窓リノベ事業の補助金を活用しました。
施工事例4: 札幌市住宅外壁張替え
・工期:
・使用材料:外壁材はアイジー工業の金属サイディング
・特徴: 最初モルタル外壁の住宅でしたが、他社による外壁重ね貼リフォームをしていました。今回はサイディングを剥がしての貼り替え工事です。一部壊れそうな出窓の撤去やサッシ交換も実施しました。撤去・処分費がかかるため、塗装や重ね貼りより費用はやや高くなりますが、柱や下地の点検・補修も済ませました。
まとめ
外壁張替えは、家の美観や耐久性を向上させる大切なリフォームです。札幌の気候に適した素材や施工方法を選ぶことで、長期的に満足のいく結果が得られます。外壁リフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。