クッションフロアーとフロアータイルの違いとは?用途別のおすすめとメリット・デメリットを解説!

リフォームや模様替えを考えるときに、「床材を変えたい!」と思う方は多いはず。でも、**クッションフロアーとフロアータイルって何が違うの?どっちがいいの?**と迷うこともありますよね。

今回は、現場での施工経験も交えて、クッションフロアー(CF)とフロアータイル(FT)の違いや使い分けのポイント、メリット・デメリットについて分かりやすくご紹介します!

◆ クッションフロアーとは?

塩化ビニル製の柔らかい床材で、表面に木目や石目などのプリントが施されています。1.8mm〜3.5mm程度の厚みがあり、裏面にはクッション性のある発泡層があるのが特徴です。

【特徴】

  • 柔らかくてクッション性あり
  • 水に強く、キッチン・洗面所・トイレに多く使用
  • ロール状で施工されることが多い
  • デザインが豊富

◆ フロアータイルとは?

硬質な塩ビ素材でできたタイル状の床材です。本物のフローリングや石材に近い質感やリアルな立体感があり、デザイン性も高いのが魅力。

【特徴】

  • 硬くてリアルな質感
  • タイル1枚ずつを貼るタイプ
  • 耐久性が高く、土足OKな場所にも使える
  • 拭き掃除などで気軽にお手入れができる

◆ クッションフロアーとフロアータイルの違いを比較!

比較項目クッションフロアーフロアータイル
素材塩ビ(柔らかい)塩ビ(硬質)
厚み約1.8~3.5mm約2.5~3mm
柔らかさあり(踏み心地◎)なし(硬い)
デザイン性木目・石目など豊富(印刷)よりリアルな見た目と質感
水に強い
土足対応△(家庭内向き)◎(店舗や玄関にもOK)
施工方法ロール貼り(継ぎ目あり)1枚ずつ貼る(継ぎ目目立たず)
張替えのしやすさ簡単(DIYにも向いている)要下地処理・DIYではやや難しめ
価格帯(材料)安価やや高め

◆ 各床材に向いている場所

● クッションフロアーが向いている場所

  • キッチン(足が疲れにくい)
  • 洗面所や脱衣所(水はねに強い)
  • トイレ(掃除しやすい)
  • 賃貸や短期間のリフォーム(低コスト)

● フロアータイルが向いている場所

  • リビングや玄関(土足OK)
  • 店舗の床(高級感・耐久性)
  • ペットのいる家庭(爪に強く傷がつきにくい)
  • 長く使いたい空間(メンテナンス性◎)

◆ クッションフロアーのメリット・デメリット

メリット
✔ 安価で施工費も抑えられる
✔ クッション性があり足腰に優しい
✔ 水に強く、お手入れも簡単
✔ 自分でも貼りやすい(DIY向き)

デメリット
✘ 傷がつきやすい(重い家具に注意)
✘ 高級感には欠ける
✘ 継ぎ目から水が入る可能性あり

◆ フロアータイルのメリット・デメリット

メリット
✔ 本物のような高級感
✔ 傷や汚れに強く、土足もOK
✔ 継ぎ目が目立ちにくい仕上がり
✔ 長期間の使用に向いている

デメリット
✘ 材料費・施工費がやや高め
✘ 硬いため、足にやさしくはない
✘ 下地の凹凸を拾いやすい(下地処理が重要)

◆ まとめ|暮らしに合った床材選びを!

「安くて簡単に貼れるものを探している」「短期間で気分を変えたい」そんな方にはクッションフロアーがぴったり!

一方で、「長く使えて高級感のある仕上がりにしたい」「ペットや来客が多い」そんな空間にはフロアータイルがおすすめです。

床材選びは、見た目の好みだけでなく、暮らし方や使う場所に合っているかがポイント。ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な床材を選んでみてくださいね!

以下に、サンゲツ、東リ、リリカラの公式サイトのURLをまとめました。​

これらのサイトでは、各メーカーの最新の商品情報やカタログ、施工事例などが掲載されています。​床材選びの参考にぜひご活用ください。