年齢を重ねるとともに、家の中での「滑りやすさ」や「段差」が思わぬ転倒事故につながることも。
今回は、90代のおばあさんがお住まいのご自宅にて、より安心して過ごしていただけるよう滑りにくい床材へとリフォームを行いました。使った床材は、LIXILの「ラシッサSフロア(木目タイプ)」です。
工事の内容と流れ
🏠対象箇所:
- 玄関フロア
- 居間
- キッチン
- 洗面所
- おばあさんの寝室
📅工事期間:6日間
1日目|床暖パネルの交換
まず、既存の床暖房パネルを新しいものに入れ替えました。安全性を高めるため、均一に暖まる設計のパネルを選定しています。
2日目|床鳴り補修・敷居撤去
「ギシギシ」という音がしていた床鳴りを改善し、つまずきやすい敷居も取り除きました。これにより室内の段差がなくなり、歩行がよりスムーズに。
3日目|上がり框(かまち)の加工・取付
玄関の上がり框は作業場で丁寧に加工し、現場にてぴったりと設置。
4〜6日目|フロア施工・巾木の取付
ラシッサSフロア(木目タイプ)を各部屋に敷き込み、仕上げに巾木を取り付けて完成。木のぬくもりを感じられる見た目ながら、すべりにくい表面加工が施されています。
before~afterの紹介




使用した床材:LIXIL「ラシッサSフロア(木目タイプ)」
- 表面にすべり配慮仕上げ
- ワックス不要でお手入れラクラク
- 車椅子やキャスター付き家具にも強い
- 木目のあたたかみでインテリア性も◎
職人技が光る、目地のないフラット仕上げ
今回のリフォームでは、お客様のご希望により「段差の解消」だけでなく、見切り材すら入れず、ほぼ完全にフラットな床に仕上げました。
通常、玄関ホールと居間、居間と寝室、居間と洗面所といった部屋と部屋の間には敷居があり、取り除いた後も見切り材で仕上げるのが一般的です。しかし「見た目もすっきり、つまずくリスクも減らしたい」というおばあさんとご家族の思いから、見切り材も使わない施工となりました。
この仕上げ、実は大工さん泣かせの難工事です。
特に今回は新築ではなくリフォーム。
さらに、玄関ホールから居間へ続く入り口は斜めに設けられており、全体の床材の貼り方を計画的に設計しなければ、目地がずれて美しく仕上がりません。
しかし、そこは熟練の職人の腕の見せどころ。
下地の調整、敷居跡の処理、そして全体の貼り方向まで何度も検討を重ねて施工しました。
その結果──
🌟 床材の目地はどこにもズレなく、まるで一枚の板のような美しさ。
🌟 玄関から寝室まで、スムーズに歩ける安全で快適な空間が完成しました。
これはもう、「技術の賜物」といえる仕上がりです。
ぜひ、写真でその丁寧な仕事ぶりをご覧いただければと思います。









おばあさんのご様子
リフォーム完了後、おばあさんは「前よりも歩きやすくなったわ」「安心してキッチンまで行ける」とにっこり。ご家族からも「これで転倒の心配が減った」と安心の声をいただきました。

最後に
今回のように、高齢のご家族が安心して過ごせる住まいづくりは、転倒防止だけでなく生活の質を高めることにもつながります。床材の見直しやわずかな段差の解消で、安全な暮らしは始められます。
介護保険や住宅改修補助金のご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
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