キッチンリフォームはどこに頼む?家電量販店と工務店の違いを排水トラブルの実例から考える

キッチンリフォームはどこに頼む?家電量販店と工務店の違いを排水トラブルの実例から考える

「キッチンをリフォームしたいけれど、どこに頼めばいいのだろう?」

キッチンリフォームを考え始めたとき、家電量販店やホームセンター、リフォーム会社、工務店など、依頼先の多さに迷う方は少なくありません。

家電量販店なら実際の商品を見ながら比較でき、価格や保証も分かりやすいというメリットがあります。

一方、工務店やリフォーム会社へ相談すると、キッチン本体だけではなく、床や壁、給排水管など既存の建物の状態まで含めて相談できる場合があります。

では、どちらを選べばよいのでしょうか。

実は大切なのは、「家電量販店か工務店か」という会社の種類だけではありません。

キッチンを新しくするだけではなく、

「今ある給排水管や下地まで確認したうえで、必要な工事を提案してもらえるか」

という点が非常に重要です。

今回は、札幌市内で実際にご相談をいただいた排水トラブルを例に、キッチンリフォームの依頼先を選ぶときに確認しておきたいポイントについてお話しします。

キッチン交換後、「排水からボコボコ音がする」というご相談

先日、北嶺建設に

「キッチンの排水からボコボコという音がする」

というご相談がありました。

お伺いして詳しくお話を聞くと、そのキッチンは以前、家電量販店を通してリフォームされたものでした。

まずは排水管の洗浄を行いました。

洗浄後、症状はいくらか改善しましたが、完全には解消しません。

排水管の中に汚れがたまっているだけであれば、洗浄によって改善する可能性があります。

しかし今回は、それだけでは説明できない状態でした。

そこで排水経路について確認したところ、北嶺建設では、

排水管の勾配や配管の通し方なども影響している可能性がある

と考えました。

ただし、「ボコボコ」という音がするからといって、必ず排水管の勾配が悪いとは限りません。

排水管内部の詰まりや通気の状態、配管経路、接続方法など、いくつかの原因が考えられます。

そのため、症状だけで原因を決めつけず、実際の状態を確認することが大切です。

キッチンを新しくしても排水管まで新しくなるとは限りません

キッチンリフォームというと、多くの方が最初に考えるのは、

  • キッチンのメーカー
  • 扉の色やデザイン
  • IHかガスコンロか
  • 食器洗い乾燥機を付けるか
  • 収納をどうするか
  • 工事費はいくらか

といった部分ではないでしょうか。

もちろん、どれも重要です。

しかし、キッチンの下には給水管・給湯管・排水管があります。

キッチン本体を新品に交換しても、既存の配管をそのまま利用することは珍しくありません。

そこで確認しておきたいのが、

「既存の配管が今後も問題なく使える状態なのか」

ということです。

特に築年数が経過している住宅では、キッチン本体だけではなく、給排水管や床下、下地などについても確認しておいた方がよい場合があります。

排水管は「勾配」も重要です

キッチンの排水は、基本的に自然に水が流れるよう配管されています。

そのため、排水管には適切な勾配が必要です。

勾配や配管経路に問題があると、水や汚れがスムーズに流れにくくなることがあります。

ただし、排水の流れが悪い原因は勾配だけではありません。

例えば、

  • 排水管内部に油脂や汚れが付着している
  • 配管の途中で詰まりかけている
  • 排水経路が複雑になっている
  • 通気がうまく取れていない
  • 排水管の接続方法に問題がある

など、さまざまな可能性があります。

だからこそ、

「音がするから洗浄する」
「流れが悪いから配管を交換する」

とすぐに決めるのではなく、原因を順番に確認していくことが重要です。

今回の排水トラブルをきっかけに、キッチン交換前の確認方法を見直しました

今回のご相談は、北嶺建設にとっても改めて考えるきっかけになりました。

キッチンリフォームでは、新しいキッチンをきれいに取り付けることだけを考えてはいけないということです。

そのため今後、北嶺建設でキッチン交換のご相談をいただいた場合には、既存の状況に応じて、

  • 排水管の位置
  • 配管経路
  • 排水の流れ
  • 給水・給湯管
  • 床や壁などの下地
  • キッチンを移動する場合の配管計画

などについても確認しながら、工事内容を考えていきます。

すべての住宅で配管工事が必要になるわけではありません。

既存配管に問題がなければ、そのまま利用できる場合もあります。

大切なのは、

「キッチンを交換するから、そのまま既存配管につなぐ」

と最初から決めてしまうのではなく、一度状態を確認して判断することです。

見た目が新しくなることと、水まわりとして問題なく使い続けられることは、必ずしも同じではありません。

家電量販店でキッチンリフォームをするメリット

家電量販店でのキッチンリフォームにも、もちろんメリットがあります。

商品を比較しやすい

店舗で実際の商品を見ながら、複数メーカーの商品を比較できるのは大きなメリットです。

キッチンだけでなく、冷蔵庫やIHクッキングヒーターなどの家電も一緒に検討しやすいでしょう。

費用が分かりやすい

商品と標準工事をセットにした価格が表示されていることが多く、おおよその予算を把握しやすいという利点があります。

保証制度が分かりやすい

独自の長期保証などを用意している会社もあり、設備機器の保証を重視する方にとって安心材料になることがあります。

工務店・リフォーム会社へ相談するメリット

一方、工務店やリフォーム会社の場合は、設備機器そのものだけでなく、建物側について相談しやすいことがあります。

例えば、

  • キッチンを別の場所へ移動したい
  • 壁を撤去して対面キッチンにしたい
  • 床も一緒に張り替えたい
  • 配管が古くなっていないか心配
  • 冬場のキッチンが寒い
  • コンセントを増やしたい
  • 内装もまとめて変更したい

といったリフォームです。

北嶺建設では、必要に応じて設備・電気などの専門業者と連携しながら、キッチンだけではなく周辺の建物の状態も確認し、工事内容を検討します。

特に、築年数の経過した住宅や、キッチンの位置を変更するようなリフォームでは、設備本体だけでは判断できない部分が増えてきます。

「家電量販店だから安心」「工務店だから安心」ではありません

ここは非常に大切なところです。

今回ご紹介した排水トラブルは、家電量販店でリフォームしたこと自体が原因だと断定できるものではありません。

同じことは、工務店やリフォーム会社に依頼した場合でも起こり得ます。

実際の施工品質や調査内容は、会社だけではなく担当者や施工業者、現場の状況によっても変わります。

ですから、

「家電量販店だから大丈夫」

あるいは、

「工務店に頼めば絶対大丈夫」

と考えるのではなく、

その会社が、今回の住宅をどこまで確認したうえで工事内容を提案しているのか

を見ることが重要です。

キッチンリフォームを依頼する前に確認したい5つのこと

キッチンリフォームを検討するときは、見積金額だけではなく、次のようなことも確認してみてください。

1.既存の排水管も確認してもらえますか?

現在の排水管をそのまま使用するのであれば、状態を確認してもらえるか聞いてみましょう。

特に現在、

「流れが少し悪い」
「排水から音がする」
「以前に詰まったことがある」

といった症状がある場合は、契約前に伝えておくことをおすすめします。

2.キッチンを移動する場合、排水経路はどうなりますか?

キッチンの位置を変えるリフォームでは、排水管も延長したり移設したりする必要があります。

見た目のレイアウトだけでなく、排水が適切に流れる配管計画になっているかも重要です。

3.床や壁の状態も確認しますか?

キッチンを取り外して初めて、床や壁の傷みが見つかることがあります。

水漏れの跡や下地の傷みなどがあった場合、どのように対応するのか確認しておくと安心です。

4.追加工事が発生するとしたらどんな場合ですか?

リフォームでは、解体後に初めて分かる問題もあります。

「どこまでが見積金額に含まれているのか」

「追加工事になる可能性があるものは何か」

を事前に説明してもらいましょう。

5.工事後に不具合があった場合、誰に連絡すればいいですか?

設備機器の故障なのか、配管なのか、施工部分なのかによって対応先が変わることがあります。

工事後の窓口が明確になっているかも、業者選びの重要なポイントです。

キッチンリフォームは「商品選び」だけで決めないことが大切です

新しいキッチンを選ぶ時間は楽しいものです。

ショールームや家電量販店で実物を見ると、扉の色や収納、食器洗い乾燥機などに目が向くのは当然だと思います。

しかし、キッチンは家具ではありません。

水・お湯・排水・電気・換気など、住宅のさまざまな設備とつながっています。

だからこそ、

新しいキッチンをどこで買うかと同じくらい、「今ある住宅の状態を誰が確認してくれるのか」が大切です。

安いか高いかだけではなく、

「この家の場合はここまで確認した方がいい」

「この配管はそのまま使える」

「ここは今のうちに直した方がいい」

と説明してくれる業者を選ぶことが、リフォーム後のトラブルを減らすことにつながります。

札幌でキッチンリフォームをご検討の方へ

北嶺建設では、札幌市および近郊でキッチンをはじめとした水まわりリフォームのご相談を承っています。

キッチン本体の交換だけでなく、住宅の状態に応じて、給排水管や床・壁など周辺部分も確認しながら工事内容をご提案します。

また、

「以前キッチンを交換したけれど、最近排水から変な音がする」

「排水の流れが悪くなった」

「キッチンを交換する前に配管も見てほしい」

というご相談にも対応しています。

キッチンリフォームについて、

「何をどこまで直せばよいか分からない」

という段階でも構いません。

まずは現在のお困りごとをお聞かせください。

※キッチンリフォームのご相談・通常の現地確認・お見積りは無料です。排水管内部のカメラ調査など、専門的な調査や作業が必要になる場合は、実施前に内容と費用をご説明します。

[無料相談・お見積りはこちら]

よくあるご質問

Q1.キッチンリフォームは家電量販店と工務店のどちらが安いですか?

一概には比較できません。家電量販店では商品と標準工事をセットにした価格が分かりやすい一方、住宅の状態によって配管・電気・下地などの追加工事が必要になる場合があります。表示価格だけではなく、最終的にどこまでの工事が含まれているかを確認して比較することが大切です。

Q2.キッチンを交換するとき、排水管も交換した方がいいですか?

必ず交換する必要があるわけではありません。既存の排水管に問題がなく、位置や状態に問題がなければ、そのまま利用できることもあります。一方、排水の流れが悪い、異音がする、配管が古い、キッチンの位置を変更するといった場合は、状態を確認したうえで判断した方がよいでしょう。

Q3.キッチンの排水からボコボコ音がするのは詰まりですか?

詰まりや汚れの付着が原因の場合もありますが、それだけとは限りません。通気、配管経路、接続方法、排水管の勾配などが影響している可能性もあります。洗浄をしても改善しない場合は、配管全体の状態を確認する必要があります。

Q4.今使っているキッチンと同じ場所で交換するだけでも現地調査は必要ですか?

おすすめします。同じ位置での交換でも、給排水管の位置や床・壁の状態、電気設備などを確認することで、工事開始後の想定外の追加工事を減らしやすくなります。特に築年数が経過している住宅では、事前確認が重要です。

Q5.排水管の調査や見積りは無料ですか?

キッチンリフォームについてのご相談、通常の現地確認、お見積りは無料です。ただし、排水管内部のカメラ調査や特殊な作業など、原因を詳しく調べるために専門的な調査が必要な場合は有料となることがあります。その場合は、作業前に内容と費用をご説明します。



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