冬の雨漏りに悩まされているお客様の屋根の雪下ろしをしました。YouTubeでその時の様子を上げていますので見てみてください。
勾配が緩い屋根の軒先に積もった雪が凍ったり溶けたりすることで、雨漏りが発生していたようです。当面は、雪下ろしを行い様子を見ることにしました。先日、その雪下ろしをしました。
冬場によく発生する雪による雨漏りの原因と、それに対する有効な対策をご紹介します。屋根の構造や気候条件により、雪は家屋にとって予期せぬ問題を引き起こす可能性があります。
屋根の勾配と雪の蓄積
勾配が緩い屋根は、雪が積もりやすくなります。これは、屋根がなだらかだと、雪が滑り落ちにくいためです。
日中、雪が少し溶けると、この水が屋根の隙間や亀裂から家の中に入り込み、雨漏りの原因となります。また、勾配が緩いと、雪解け水が屋根からうまく流れないこともあります。このため、水が屋根に滞留して、雨漏りが起こることがあります。
雪による雨漏りを防ぐには、屋根の勾配を見直したり、雪止めを設置したり、定期的に雪を下ろすなどの対策が有効です。
雪止め金具と雨漏り
雪止め金具は、屋根に積もった雪を留める役割を果たします。しかし、この金具が雪を屋根上に留めることで、雪が溶けたときに水が屋根に滞留し、雨漏りの原因となることがあります。
金具を設置する際には、屋根の形状や勾配に合わせて最適な位置と種類を選ぶことが重要です。適切な位置に金具を設置することで、雪の重みを均等に分散させ、屋根への負担を軽減できます。
また、金具は定期的なメンテナンスが必要です。雪のシーズン前に金具の損傷や緩みがないかをチェックし、必要に応じて修理や交換を行うことで、雪解け水による雨漏りを防ぐことができます。
無落雪屋根のスノーダクト凍結と雨漏りのリスク
北海道の住宅に多く用いられる無落雪屋根のダクトは、雪解け水を屋根から排出するために重要です。しかし、冬の寒さでこのダクトが凍結すると、水が流れずに屋根に溜まり、結果として雨漏りの原因となることがあります。
さらに、ダクトは定期的に点検し、清掃する必要があります。葉っぱやゴミが詰まると水の流れが悪くなり、凍結しやすくなるからです。特に冬が来る前には、ダクトをきれいにしておくことが大切です。
経年劣化した屋根と雪解け水の問題
時間が経つと、どんな屋根も劣化します。屋根材の塗装が剥がれたり、屋根材の接合部に隙間ができることがあります。これらの隙間から、雪が溶けた水が家の中に入り込み、雨漏りの原因となります。
このような問題を防ぐためには、屋根の定期的な点検が重要です。
雪によるすがもりや雨漏りの対策サービス
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