
最近では、間取り作成アプリやCADソフトだけでなく、AIを活用して間取り図を作成することが可能になってきました。特に画像生成AIを使えば、テキストで条件を指定するだけで希望に近い間取りを可視化できるといわれています。
しかし、実際に画像生成AIで作られた間取り図を見たことがなかったため、自分で試してみることにしました!
今回は、**「3LDKの戸建て住宅」**の間取りをAI画像生成ツールを活用して作成してみました。その過程と結果についてご紹介します。
1. AIに間取り図を作成させるには?
画像生成AI(DALL·E、Canva、MidJourney など)を使って間取り図を作るには、間取りの条件をできるだけ詳細に伝えることが重要です。例えば、以下のようなポイントをAIに伝えると、より正確な間取り図が生成されます。
設定した条件(プロンプト)
🏠 建物の種類・仕様
- 3LDKの戸建て住宅
- 延べ床面積100㎡(30坪)
- 1階:リビングダイニング(20㎡)、キッチン、トイレ、洗面所
- 2階:寝室(10㎡)、子供部屋2つ(各8㎡)、バスルーム
- 玄関は南向き、駐車場2台分
- 家事動線を考慮し、キッチンと洗面所を近くに配置
- 寝室にはウォークインクローゼットを設置
- 2階にバルコニーあり
🎨 画像のスタイル
- 上から見た詳細な間取り図(トップダウンビュー)
- 白黒の設計図(ブループリント風)
- 各部屋の名称と寸法を記載
- 建築図面らしい精密なディテール
これらの要素を考慮して、以下のプロンプトを作成しました。
2. 画像生成用プロンプト
プロンプトはChatGPTで作りました。
📌 MidJourney、Canva、DALL·E用プロンプト(英語)
A detailed top-down architectural floor plan of a modern 3LDK house, drawn in black and white blueprint style.
The house has a total floor area of 100㎡ (30 tsubo). The first floor includes a spacious 20㎡ living and dining area,
a kitchen adjacent to the laundry space, a toilet, and a washroom. The entrance is south-facing, and a parking space for two cars is provided.
The second floor has a master bedroom (10㎡) with a walk-in closet, two children's rooms (each 8㎡), and a bathroom.
A balcony is installed on the second floor. The layout emphasizes efficient household movement, with the kitchen positioned close to the washroom.
Clear labels for each room and precise dimensions are included in the design. The background is white, and the blueprint features fine architectural detailing.
📌 日本語版プロンプト
モダンな3LDK戸建て住宅の詳細な間取り図、上から見た建築設計図のスタイル。
間取りは白黒のブループリント風。延べ床面積は100㎡(30坪)。
1階には20㎡の広々としたリビングダイニング、キッチン(洗面所の近くに配置)、トイレ、洗面所を配置。
玄関は南向きで、駐車場は2台分。
2階には寝室(10㎡、ウォークインクローゼット付き)、子供部屋2つ(各8㎡)、バスルームを配置。
バルコニーは2階に設置。家事動線を考慮し、キッチンと洗面所が近い設計。
各部屋に明確なラベルと寸法が記載されている。
背景は白、建築図面の細かいディテールが描かれている。
3. 画像生成の結果
このプロンプトをAIに入力したところ、実際に間取り図が生成されました!










設計図としては不十分で、デザイン画像に近い印象です。
- 間取りの配置に課題あり:部屋の配置が意図したものと異なり、特に玄関の位置が明確ではない。
- 寸法や縮尺の問題:数値が正確でなく、文字のサイズにも違和感がある。家具や車などのサイズ感も曖昧。
デザイン画像としては面白い要素があるため、活用の余地はあると感じます。ただし、プロンプトを工夫すれば、より実用的な図面を作成できる可能性があると思います。
4. AIと間取りアプリの比較
今回の結果を踏まえ、**間取りアプリとAI画像生成のどちらが便利か?**を比較してみます。
項目 | AI画像生成 | 間取り作成アプリ |
---|---|---|
操作の手軽さ | テキスト入力だけでOK | 直感的なタッチ操作 |
デザインの自由度 | プロンプト次第で調整可能 | ある程度テンプレート化 |
精密な間取り作成 | 精度はやや低め、手直しが必要 | 細かい寸法設定が可能 |
修正のしやすさ | 生成結果を調整する必要あり | 直接編集できる |
結論
- **簡単に間取りのアイデアを出したいなら「AI画像生成」**が便利
- **細かい寸法調整や設計が必要なら「間取り作成アプリ」**を使用するのがベスト
5. まとめ
今回は、AI画像生成を使って間取り図を作成してみました。思った以上に良い結果が得られましたが、設計図として実用レベルにするには手直しが必要であることも分かりました。
AI技術が進化すれば、さらに高精度な間取り作成が可能になるかもしれません。今後、AIと間取りアプリを組み合わせることで、より便利で実用的な設計が実現しそうですね!
また、今回の経験を活かし、プロンプトの工夫や調整を重ねることで、より精度の高い間取り図を生成できる可能性も感じました。今後は、実用化に向けて細部の調整や改善にも挑戦していきたいと思います。
🏡 次回は、AIを使ってインテリアデザインの生成にも挑戦してみたいと思います!
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