今回ご相談をいただいたのは、下の部屋の壁が濡れているという住宅の漏水トラブルです。
冬期間ということもあり、屋根まわりの状況を重点的に確認しました。
ご相談内容と現地確認
屋根は防水屋根で、排水用のダクト(ドレン)が設けられていましたが、
ダクト部分が氷と水で完全にプール状態になっていました。


氷を割って確認すると、
ダクトの入口部分にヘドロ状の汚れが厚くこびりつき、排水を塞いでいる状態でした。
このため、溶けた雪や雨水が流れずに屋根上に溜まり続けていたことが分かります。
応急処置内容
・屋根上の氷を割り、ダクト周辺を露出
・ダクトに付着していたヘドロ・汚れを除去
・排水経路を確保し、水がスムーズに流れることを確認
この処置により、屋根上に溜まっていた水は正常に排水される状態になりました。



被害の原因と漏水箇所
しかし、今回の漏水はダクト詰まりだけが原因ではありませんでした。
屋根上に長時間水が溜まった影響で、
煙突部分のつなぎ目(取り合い部分)から漏水が発生しており、
その水が下の部屋まで回り、壁に被害が出ていました。


防水屋根は、本来水が溜まらない前提で設計されています。
排水が止まると、防水層の弱点や接合部から水が侵入しやすくなります。
今後について
今回は応急的に排水機能を回復させましたが、
・煙突まわりの防水処理
・濡れてしまった壁や下地の補修
などについては、今後の状況を見ながら改めて対応が必要になります。
防水屋根で特に注意したい点
防水屋根は見た目では異常が分かりにくく、
・ダクト(ドレン)の定期的な清掃
・落ち葉や砂、ヘドロの堆積チェック
・煙突や立ち上がり部の防水状態の確認
を行っていないと、今回のように気付いた時には室内被害が出ているケースがあります。
防水屋根や屋上の排水トラブルは、
水が溜まる前の点検・清掃が非常に重要です。
「最近点検していない」「冬になると不安がある」
そのような場合は、早めの確認をおすすめします。
北嶺建設では、札幌市近郊で屋根・防水・排水に関するご相談に対応しています。
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