【注意喚起】伏見警察署を名乗る詐欺電話がかかってきました

先日、平日の午後3時ごろ、私の携帯電話に突然の着信がありました。
表示されたのは 「080-1865-2879」。携帯番号からの電話だったので、つい出てしまったのが始まりでした。

「伏見警察署捜査二課」を名乗る電話

電話に出ると、相手は早口で「伏見警察署捜査二課の者です」と名乗りました。
そして、次のように言ってきました。

「○○というグループを逮捕した家宅捜索で、あなた名義のキャッシュカードが2枚見つかりました。至急、警察署に来てください。」

聞き取りにくさと必死さ

相手は とにかく早口で活舌が悪く、さらに雑音も混じっていて何を言っているのか聞き取るのに必死 でした。
言われた「グループ名」もはっきりせず、何度も「もう一度お願いします」と聞き返すしかありませんでした。

冷静に違和感を抱いたというよりも、「何を言っているのか理解しよう」と必死に耳を傾けているうちに、妙な話を次々と聞かされていたのです。

不自然さに気づいた瞬間

やり取りの途中で、私は思い切って「そのキャッシュカードはどこの銀行のものですか?」と質問しました。
すると、相手は「PayPay銀行」と即答。
しかし、私はPayPay銀行に口座を持っていません。ここでようやく「やっぱりおかしい」と思いました。

さらに「こちらから電話するので番号を教えてください」と伝えると、今度は 「072-454-51919」 という番号を告げられ、なぜか復唱まで求められました。

ネット検索でわかった真実

電話を切った後、すぐにネットで番号を調べてみたところ、どちらの番号も「詐欺電話」として注意喚起されていました。
その夜にYouTubeで同じような事例を紹介する動画を偶然見つけ、まさに自分が体験したものと同じ手口だと分かりました。

「もし先に動画を見ていたら、もっと冷静に対応できたのに」と思うと、悔しさが残ります。

今回の教訓

今回の電話で痛感したのは、「誰でも一瞬は本物かもしれない」と信じてしまいそうになる怖さです。
特に警察を名乗られると、疑いにくいものです。

  • 警察や銀行が電話で暗証番号やカード情報を聞くことはありません。
  • 「今すぐ来てください」「至急対応してください」と急がせるのは詐欺の典型です。
  • 不審な電話はまず切り、自分で公式番号にかけ直して確認することが大切です。

さいごに

今回のことで、自分の名前や住所、電話番号といった個人情報が既に流出していることを改めて実感しました。
携帯番号からの着信であっても、詐欺電話はかかってきます。最近では「末尾0110(警察の番号に似せたもの)」を使った手口も横行しているそうです。

ぜひ皆さんも、ご自身だけでなくご家族・ご両親・周囲の方へ注意を呼びかけてください。
「少しでも変だ」と思ったら――まずは電話を切る勇気を持ちましょう。